見出し画像

マイノリティの捉え方

はじめまして。律といいます。ごくごく普通の都内の女子高校生です。けいおん!の田井中律ちゃんが大好きなのでお名前を借りました😾
色々なことを考えることが好きなので、それらを言語化して自分の頭を整理するためにnoteを始めました。よろしくお願いします。

私が中学生の時に直面した、自分と他人の考え方の違いをとても痛切に実感した出来事をここに記したいと思います。


「え、きらきら明太子ってソッチ系なんだ(笑)」

放課後の学校図書館。周囲は問題集や参考書を開いていてもどうもおしゃべりに夢中になっている学生グループがちらほら。私と友人も同様で、2人で肩を並べてヒソヒソとたわいも無いお喋りに勤しんでいました。

「はぁ〜やっぱ吉○亮ってほんとイケメンだよね〜」
『うーんそうかなぁ、まあ確かにイケメンだけどさ私はイケメンよりも可愛い女の子の方が好きだな〜』
「え、きらきら明太子ってソッチ系なんだ(笑)」


うーーん、、?え???ソッチ系ってなに???

え、あなた昭和から来た?今どきそんなこと言う人めったにいないよ!!

私はあまりにも驚き呆れ、言葉を失ってしまい上手く返事をすることが出来ませんでした。と同時に彼女の今までの人生でマイノリティやセクシュアリティの考えや教育を与えられたことがなかったのかと哀れみの目さえ向けていました。

ここで唐突にカミングアウトをすることになるのですが、実際、私は今のところ自分の性的嗜好(セクシュアルマイノリティ)がバイであると認識しています。この時話題に出てたように推しについても可愛いアイドルが好きだし、実際に現在進行形で好意を持っている女性の方もいます。

なので、当事者の私から見ても、いや、当事者でなくても彼女の例の発言はとても残酷なものであり、なんというか人格否定や人の尊厳を損なう行為として十分に捉えうるものだと思います。

話をその時に戻します。
その発言を受けて私は打ちのめされてました。先述の通り、呆れて言葉が出なかったのももちろんですが同い年でもこんなに認識に違いがあるのだとハッキリ突きつけられました。
私は自分のセクシュアリティに気づいてからLGBTQについてやカミングアウトされた時の対応の仕方などを調べたり積極的にセクマイについて興味を持っていました。家族の中にアライ(性的マイノリティの人々を理解し支援する人のこと)が居ることや、当時女子校に通っていたこともありカミングアウトについてあまり不安感や恐怖感を覚えていませんでした。
しかし彼女の発言で、カミングアウトが出来ない人やしたくないと感じる人の気持ちが痛いほど分かり、自分が周りの人に恵まれていたことを実感すると同時に発言を否定(?)してくるような人が意外と身近にいるという現実を知りました。

結果的にその後彼女になにか言い返したりすることは出来ませんでしたが、もうこのような思いはしたくないし私と同じ立場の人にもこんな経験はして欲しくありません。でも、こういうことを言ってくる人はどの年代でもどこでもいるのが現実です。もっと理解のされ易い世界であって欲しいですね。

上手くオチをつけられなくて申し訳ないんですがこんな駄文を読んでくださった方がいたとしたら本当に凄いです感謝です🥹🙏🏻皆さんもこういう発言をしてくるお知り合いの方がいらっしゃったらぜひこの話を思い出してくださると嬉しいです。では。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?