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苦悩から目標が見つかる

僕は73歳。
ハローワークで「雇い止め」になっていた。
資格やヤル気は、強みとならず、春にはチャンスがあると聞いたが、僕に春風は届かず、凍てるばかり。

でも、ようやくセカンドキャリアの夢が、目標に変わるかもしれない段階に指先が届いた思いだ。

区役所が、募集している新年度の区民企画講座に、「一人暮らしの人を対象にしたセミナー開催」を申込み、書類を受理していただいた。
夢が一歩目標に近づいた思いだ。
 
過去の講座の実績を見ると工作や芸能分野の講座に限られており、僕が企画したようなセミナーの開催例はない。申込み書類が、門前払いに遭うことを危惧していたところだった。
 
今回の書類提出に当たって、信頼できるOさんに事前に文章を見ていただき、カウンセラー役を引き受けていただいた。

お陰で、落ち着いて幾度も丁寧に見直しする集中力が、生まれ、書類の完成度を高めることができた。
相談できる人がいたことに感謝している。自分1人では無理だった。
 
この後、一次の審査、二次のプレゼン審査を受けることになる。

夢が、目の前に具体的な目標となって現われた。

行動することで、悩みが快感に変わった。
 
70歳から3年間、夢に見てきた仕事への復帰。目標に向かって行動できることは大きな生き甲斐をいただいたことになる。
 
ヒルティは、幸福の源泉は、仕事、愛、人格とし、仕事から「喜び」や「遣り甲斐」を感じるものとしている。
 
1998年アジア大会柔道女子48kg級の金メダリスト真壁友枝さんの言葉をスポーツゴジラというフリーペーパーで見た。一つ年下の田村亮子(柔らちゃん)に4回挑んで、一度も勝てなかった。

「…田村を倒すことだけを考えて大会に臨んだら、一回戦で負けてしまったこともあった。上を目指すには、先ず目の前のことから全力を尽くすことの大切さも学びました」とあった。
 
僕の場合は、ハローワークで「雇い止め」と言われたので、この厳しさを知ったからには、自分で企画して仕事を続けるしかない。

セミナーの講師役は、現役時代に経験があるので、自信を持っていた。

社会に貢献するという高い目標を持って、手段は色々ある。できることからチャヤレンジ。

真壁さん体験から心構えを教わった。

目前の問題から次の目標を発見できる。悩みは行動すると、どこかへ飛んで行みたいだ。

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