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【悲報:ヤバい円安】あなたの大切な預金が政府に盗まれています。

円安が止まらない。政府は、取引の薄いGWを狙い乾坤一擲の為替介入を実施した。しかし、その後円相場はじりじりと円安方向に戻ってきている。多くの人がそろそろ気づき始めていいるように、今回の円安は相当ヤバそうだ。

貴方のお金が減っている

今回の円安の要因は様々なメディアなどで語られているが、特に多いのがその原因を日本とアメリカの金利差に求めるものだ。それでは、なぜ日銀は円安を阻止するために金利を引き上げないのだろうか。そして日銀が円安を放置して金利を引き上げない本当の理由を伝えるメディアは少ない。
その答えはインフレ税だ。
今回の超円安と同時に進行している重要なことが”40年ぶりの物価上昇”要は”インフレだ”。
インフレになると、通貨の価値が低下する。難しい話ではない。物価が2倍になったことを想像してみよう。あなたは一万円持っている。一年前に一個100円だった玉子が、一年後の今は200円だ。
一年前には1万円で玉子を100個買うことが出来た。しかし今では玉子の値段は200円だ。1万円では半分の50個しか買えなくなっている。お金の価値が半分になっているのだ。
この物価上昇率、インフレ率は”消費者物価指数”を見ればわかる。総務省のホームページから誰でも見れる。2020年を100とする足元の数字(2024年4月)は107.2だ。つまり3年で7.2%上昇している。ちなみに生活に密着した食費だけだと15%上昇している。水道光熱費も108.3と8.3%上昇している。ただしこの光熱費は、政府の補助金で低めに保たれていることには注意が必要だ。また消費者物価には、住宅費として家賃が含まれているために数値が生活実感より低めに出る。
要は3年ほどの間に平均して10%程度物価が上昇している。別の見方をすると、あなたの持っている貯金や現金の価値が10%減少しているということだ。100万円が90万円に。もし1000万円の貯金があるなら100万円お金が実質的に消えているのだ。
https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf

政府がお金を盗んでいる

では、減ってしまったお金はどこに行ってしまったのだろう。簡単に言うと政府が盗んでいるのだ。これをインフレ税という。
物価上昇、インフレになると政府の税収が増加する。100円の消費税は10%で10円だが、200円に値上がりすると20円になる。同じ商品を買っているのに消費税の金額は2倍になる。
一方で、政府は1000兆円を超える借金を抱えている。赤字国債だ。この赤字国債の金額はインフレでも不変だ。
本来ならインフレになると国債の利払いが増えるはずだが、日銀が金利を低く抑えているので政府の利払いはそれほど増えていない。
そして、10%のインフレで、100万円の貴方の預金が実質的に10万円減るのとちょうど見合いで、政府の1000兆円の借金の額は、実質100兆円減っている。これから減るのではなく、既に減っているのだ。100兆円と言えば2024年度の国家予算に匹敵する。
実はコロナ明けの2022年以降急激に進んだインフレで、政府の借金は既に100兆円も減っている。その反対に国民の預金の価値が100兆円減っていることになる。

あと少しあなたのお金を盗みます

インフレにも拘わらず日銀が金利を無理やり低く抑え込んでいると”円の価値が減っていく”。ようは円安だ。既に円の価値は2022年初頭の115円から155円台まで下落している。30%を超える下落だ。
あと2,3年この状況が続くと更に物価上昇により円の価値が減っていくだろう。
一方で日銀はまだ低金利を続けるつもりだ。
最近開催された日銀政策決定会合で、日銀は金利を据え置いた。そしてその後に開かれた記者会見で、日銀の植田総裁は、今しばらく現在の金融緩和を続けると明言した。
これを直訳すると「いましばらくあなたたち国民のお金を盗みます」といっているということだ。
あなたは、この事実に気づいているだろうか。
対策はすんでいるだろうか?
もう遅いかもしれないが、今からでも間に合うかもしれない。
Good Lack!

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