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#1 「義足とデザイン」への取り組み

はじめまして!

2020年から自身の活動として、「義肢装具 × デザイン」をテーマに伝統工芸やアートとコラボしたり、テキスタイルを中心に素材起点でのモノづくりを行っています。
2023年を迎えるにあたり、もうちょっと自身の考えやこれまでの活動を発信したいなと思い、以前から薦められていたnoteを始めてみる事にしました(急に!)

記念すべき1回目ですが、なぜ「義肢装具 × デザイン」なのかについてお話します!

もともと21歳から義肢装具士として、必要な方に義足や装具を製作していて、
主に、一人一人の身体に合わせてオーダーメイドで行っています。
人の身体に合わせて作るためミリ単位の身体適合が必須になります。
そんな ”人と向き合って作る義肢装具(義足や装具の総称)” は日常生活で必要になるため、”機能性”が重視されます。
普段の動きに対してサポート出来ている事が必須条件になるという感じです。
その”機能性”を重視する事に比重が掛かる事で一つ問題点があります。

「デザインがカッコいい(かわいい)義足や装具が無い!」

という問題点です。語弊があるので付け加えますが、全く無い訳ではなく、実際にユーザーの方が作り手と相談してカッコいい(かわいい)デザインの義肢装具はあります!最近ではとても増えてきています!
そういったユーザー目線の義肢装具をもっと当たり前に普及させたいというのが私の取り組みであり、ライフワークとなっている活動になります!

現在ではその活動として、藍染の色の美しさを生かした義足や、アーティストとコラボして作った花や植物をデザインにした装具を製作しました🍀🌼(この辺りは次回以降でお話していきます)

色々な価値観を知り、京都で代々繋がれてきた伝統工芸のお力をお借りし、これからも「義肢装具 × デザイン」の可能性を模索していきたいと思っています。
日常でお洋服を選んで着こなすような、ユーザーの方にとって選べる義肢装具が当たり前になる未来を目指したいと思います!


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