32年間の喘息経験が初めて人の役に立った話
2024年1月22日17:30過ぎ、ヨガ同期のAさんから気管支喘息になってしまったと連絡が来た。
Aさんは、誰が見ても健康で美人で笑顔が素敵で、その上フットワーク軽く世界中どこでも一人で飛び回る超cute & sexy & powerfulな女性。
日頃から身体も健康で今までほとんど西洋医学的な薬に頼らずとも平気な、私からしたら何とも羨ましいことこの上ない健康生活を送り、趣味のDJやダンスや映画を心から楽しむ快活な女性だ。
ここで、私はなんと伝えたら良いか混乱した。
長年喘息患者として生きてきた私の心境としては複雑なものがあった。
(きっと、Aさんは症状を早く緩和して薬を飲まなくても良い今までの生活に戻るための”how to”を求めているだろう。)
直感的にそう思った。
同時に私はRYT200を通じて、ある事実に気づいていた。
”病気やケガは出てしまったら薬で症状を緩和し、その間に自らの行いを振り返って生活を起動修正していくしかない。その為には一旦冷静にならないとまともに振り返ることも出来ないから、薬を飲んで生活をスローダウンさせることが必要。”
私自身が長らくそうだったが、薬を飲んで症状が良くなったように勘違いしてしまい、自分の普段の生活や働き方や趣味などを振り返らずどんどんやりたい事に挑戦し(それ自体は悪いことではない)、症状が出たらまた薬、、というのを何度も繰り返していたし、薬が大嫌いで早く薬を飲まないようにしたいという意識に執着してしまっていて根本的に超重要な”生活を振り返る”(例:夏の時期に氷やアイスをよく食べたことで秋に喘息が出ていた等)ことが全くと言って良いほど出来ていなかった。
「過程無くして結果無し」
「結果は後からついてくるもの」
この厳しい現実を長らく受け入れられず、喘息の原因を外の世界のせい(例:家庭や職場のストレス、季節や感染症の流行等)にしていたから、
今目の前で「薬を飲みたくない」と言っている友人になんて声をかけたら良いのか、はて本当に分からず困ってしまった。
その後夜になって30分程度電話をした。
Aさんはこのやりとりに本当に感謝をくれた。
身体の声が聞こえづらい事やvataタイプなので思考もドタバタしてしまうという自分の性質に気づいていた。
ただ”分かっちゃいるけどやめられない(というか辞め方が分からない、とか思考の転換方法・意識や心の置き場所が分からないと行った方が適切かもしれない)”のだと思った。
人は何か苦しいことに直面した時や、自分の人生を見つめ直した時(立ち止まった時)にそこから逃げずに良くしようとする意思があれば自然と知識や経験が増えて、良くなっていくものなのかな。
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