アーサナとポーズの違い
アーサナを行う上で、最近気を付けていることがある。
それは一言で言うと「意識」だが、どんな意識を持っているか言葉にしてみる。
【例:ヴィーラバドラ・アーサナⅡ(戦士のポーズ2番)】
・スワディヤーヤが未熟だった初学者レベルの私
→両手を左右に広げ、胸を開き、なるべく遠くへ伸ばすイメージ
・現在の私
→吸う息で皮膚と筋肉の間にスペースをつくり、吐く息とともに中心から手の先まで川から海へゆったりと流れていくイメージ
これは『Light on Life』を読んだ影響が大きいが、お陰で単なるポーズとアーサナの違いをきちんと理解することができた。
ポーズ(形)は単なる外側の評価に過ぎず、心地良くて快適で安定しており、何分でもキープ出来るものがアーサナだとアイアンガー氏は書いている。
別の言い方をするのであれば、脳の言うとおりに身体を動かしているのがポーズで、身体の声を聞いて脳がより良く助けをしているのがアーサナ。
そう、外見は同じに見えても全く別ものである。
身体の声を聞けるようになるには、身体が硬い人の方が向いている。
なので、私自身も非常にラッキーだと思う。
元々身体が柔らかい人は、脳→身体の司令系統が発達しているのか、身体→脳→身体の感性を養えているのかは人によって全く異なるはずである。
この感覚を分かっているヨガ講師のレッスンを受けられるかどうかは、間違いなくその後のヨガの深まり方が違うので、是非意識してみてほしい。
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