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【養生の道】vol.01 自然の摂理を知り、すでに会得している者から「学ぶ」
貝原益軒の『養生訓』には、84年の人生をかけて観察した周りの人々の様子や自分自身の人体実験に基づく養生の教えが詰まっている。
『養生訓』には、どれだけ身体が丈夫に生まれても、養生を教わらずに人としての楽しみが多い人は、多くの病気に苦しみ、元気が衰えていく。
という教えが書かれているが、養生の道は大道であるが故に教わらない限りは実践が難しいという。
そう、ヨガにせよ、養生にせよ、師から教わらない限りは実践不可能なのだ。
私が思うに実在する師から学ぶのが一番だが、肩書きを頼りに探しても残念なことに本物はほとんどいない。
これは私が32年の喘息人生で痛感した事である。
世の中の需要は、養生の道に反して「即効性のあるもの」、「楽しいエンターテイメント的なもの」、「手軽なもの」等である。
そう、世の中は人間の欲に対してマーケティングされたモノやサービスで溢れている。当然ヘルスケア業界も例外ではない。
私は、世の中のほとんどのサービスは本当の健康を叶えてくれるものなど無く、自分で学んで自ら実践する為の師を見つけることでしか解決できないという事に気がつくまで随分時間がかかった。
きっとこの事実に早く気づけば気づくほど、人生は豊かに幸せになるに違いない。
そう思ってvol.01に記し、かつて私と同じ様に悩む人に少しでも届くと良いな…と思っている。
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