見出し画像

ミュージカル映画いいよねって話

 最近、ミュージカル映画をよく見ます。もともとディズニー映画が好きなので、ディズニー+さんに入会していて、ぼちぼち見ていますが、ディズニー+独占のものが多い気がします(気がするだけかもしれません)。NetflixとU-NEXTも母が韓ドラを見るために入会しているのでたまに見ますが、どうしてもディズニー贔屓の気持ちでディズニー+を見てしまいますね。

※以下『ウエスト・サイド・ストーリー』と『グレイテスト・ショーマン』のネタバレを多少含みます。ですが、そんな深い話はしていないと思います。

 それはさておき、最近見たというか見直した作品なのですが、2021年版の『ウエスト・サイド・ストーリー』がめちゃくちゃ良いです。映画館でも3回くらい見たのですが、好きなシーンだけ繰り返し見ることができるのがとても良くてサブスクで見るのも悪くないなと。人気作品だけあり、音楽がものすごく良いというのは言わずもがななのですが、映像がとてもいいですね。映画は全くのど素人なのでありふれた表現しかできなくてすごくもどかしいですが、あの時代の空気感、歩くたびに舞う土埃、やさぐれてしまった若者たちの清純さも泥臭さも全てが映像から感じられてとってもステなってな作品だなと思いました。
 特にダンスシーンがかなり好きで、『マンボ』や『アメリカ』などの激しいダンスシーン多めのナンバーがお気に入りです(実際に一番好きなのは『ジー・オフィサー・クラプキ』ですが)。バレエ出身の方が多いのか、指先まで綺麗でありながら、若者らしく力強いダンスで本当に惹かれるものがありますね。元々宝塚歌劇が好きで、群舞が好きな私にとっては好きにならざるを得ないナンバーでした。
 『ウエスト・サイド・ストーリー』は、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』が下敷きになっていますよね。『ロミオとジュリエット』はミュージカルは幾度となく観てきましたが、原作は読んだことがありませんでした。私は本当に宝塚歌劇ばかり見てきた(ロミジュリは他の劇場でも見たことがある気がしますが、何で見たのか思い出せませんでした)人間なので<死してなお愛し合い結ばれる二人>というイメージが強かったですが、2021年版の『ウエスト・サイド・ストーリー』は<争いは何も生まない><死は誰も救わない>というイメージが強かったです。元々どんな話でもミュージカル版だと結構話が改変されることはあるあるなので、そんなに気にしていないですが、原作厨には辛いですよね。

 次に、最近やっとみた『グレイテスト・ショーマン』について。こちらも音楽が最高です。特に『The Other Side』が好きです。お察しの通り、私はミドルテンポからハイテンポな曲が好きです。落ち着きがないのでバラードなどはやっぱり苦手ですね。嫌いではないのですが。この作品は、エンターテインメントのあり方についてすごい考えさせられたなぁと思います。昨今インターネット文化がすごく進んでいますから炎上商法なんてものも増えておりますが、バーナムの商売には同じような匂いを感じますよね(というか、あれはまんま炎上商法ですね)。奇抜なものが流行る世の中だというのなら、私が好きなアングラ演劇も流行るんじゃないかと思いますが。オタクの戯言です。
 ここでまた関係のないディズニーの話ですが、幼い頃からディズンーチャンネルを見て育った私としてはザック・エフロンさんとゼンデイヤさんが共演してるだけでエモい気持ちになります。
 それにしても、ストーリーはまあいい話なのか?って感じではありますが、むしろなんで今年になるまで『グレイテスト・ショーマン』を観てこなかったのか不思議なくらい観やすくて面白かったなと。相変わらず感想が薄くてすいません。

 ところで、『ウエスト・サイド・ストーリー』に話が戻るのですが、今度シアターオーブで『ウエスト・サイド・ストーリー』やるそうですね。気になっていて、一番安いチケット(無念)を買ったので、今回は復習の気持ちで2021年版を見直していました。1961年版の『ウエスト・サイド物語』は見ていないのでなんとも言えないですが、原作にはヴァレンティーナいないんですかね?やっぱり芝居は主人公の周辺の人物たちの素晴らしさによって彩られ魅せられますから、気になるところです。また観に行ったら感想なんか書いてみようかなと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?