AIブームの顛末は。

AIブームの顛末は。

AIによる生産性の向上。
これをキーワードに、小型グロースを中心に株価が上昇している。
じゃあ、実際問題生産性が向上しているのが可視化できる指標や、目安となるものはあるのか?

ある。そう答えたい。

それは、

どのくらいAIによって人間の仕事が奪われているのか?
である。
もし単純に、”AIによって、仕事が便利になった。”
だけなのであれば、それは偽物のブームと捉えるのが自然である。

過去、1990年代末期に、ITバブルが米国で発生した。
これは、消費者と直接の双方向通信を大量に処理できる電子商取引の可能性が現実化し、既存のビジネスモデルを揺るがせた。

既存のビジネスモデルを揺るがす事ができたからこそ、ブームになったのだ。

生産性の向上が現実に起こっているならば、
①AIによって、仕事を奪われる人。
②AIによって、より収入を増やせる人。
③大衆のほとんどがそのAIと触れる事が可能である。

の条件を全て満たさなければならない。

今起きてるAIによる生産性の向上は、多くの人が体感してるのか?
遊び相手くらいにはなってるだろうが、仕事奪われてる?
AIによって、収入が倍増してる人がいる?
よくよく回りをみわたして観察して欲しい。

2023.5に、米ファースト・リパブリック・バンクの経営破綻があった。
これは、米国の終わりなんかではなく、ただの局所的な問題であった事は記憶に新しい。
同様にして、”局所的なブーム”になる可能性を頭に入れておく必要があるという事。

なぜこんな話になるのかというと、もう少しで2024年になるからである。

米国大統領選挙の年は、1月がプラスで終わった場合には、高い確率でS&P500やNASDAQなどの指数のパフォーマンスが良い年となる。

じゃあ逆に、1月がマイナスで終わり、あれよあれよという間に下落していった場合。
これは現職大統領が負けてしまう可能性を示唆すると言うが、

のちに、振り返ってみた時に、

あれは、偽のAIブームがはじけた瞬間にいたんだな。

となる可能性はないだろうか?

それを可能性の1つとして、踏まえた上での投資戦略を考える必要がある。

現在、多くの投資家が小型グロースに矛先が向いている。
しかしながら、その一方で、成長がなくなった米国も想定しておく必要が出てくる。

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