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【ChatGPT】GPTsでインタビュアーAIを作って音声入力でインタビューしていったら自分の将来についてめちゃくちゃ不安になった

こんにちわ、助太刀でコンテンツマーケティングを担当している赤木です。とくにインタビュー記事を書いたりしています。

みなさん、ChatGPT使ってますか?僕はけっこう頻繁に使ってます。
例えば記事を書く時「⚪︎⚪︎みたいな表現したいんだけど何かある?」みたいに質問をしたりしてますし、記事の構成案を作ってもらう事も多いです。

ChatGPTを使いはじめて記事執筆の効率が20%は上がったと思います。

そんなChatGPTに、新機能「GPTs」が追加されました。

GPTsとは

GPTsは、特定の目的に合わせてChatGPTをカスタマイズする新しい方法です。
日々の生活、仕事、家庭での特定のタスクに役立てるために、誰でも簡単に独自のGPTを構築でき、コーディングの知識は不要です。

出典:ChatGPT研究所

要は自分用のChatGPTを作れちゃうってことです。
しかもこれ、普段ChatGPTを使うように「⚪︎⚪︎の機能を付けて」といった形で、日本語で命令をする事ができます。
つまり、対話ベースでノーコードでChatGPTが作れるというスグレモノ。

…あれ??

これ、もしかしてだけど…

インタビューライターのChatGPT作れんじゃね??

ということで、作ってみた


名称は「インタビューマスター」これもChatGPTがサジェストしてくれた

はい、なんかそれっぽいものが簡単に作れました。所要時間は10分かかってません。アイコン画像も「マイクを持ったインタビューの画像にして」って指示したらサクっと作ってくれました。

ちなみに制作にあたって、下の要件を指示しています。

以下の要件のエージェントを作って欲しい
[機能]
・インタビュアーになってくれる
・日本語で質問をし、こちらの日本語の回答を理解してくれる
[やること]
・まずはインタビュイーに対して、自己紹介を促してほしい
・次に自己紹介をもとに、質問すべきことを質問して欲しい
・質問に対する回答をもとに、更に掘り下げた質問を何度か繰り返して欲しい
・回答をもとに、インタビューの記事を作って欲しい

めちゃくちゃ簡単じゃん。。

いやまあ、こういうのは実際に使いものになるかが大事です。
特にインタビューライターは質問力が命、果たしてAIにどこまでのインタビューができるのか。

試してみた

まずは僕の基本情報をインプットします。めんどくさかったので、Twitterのプロフをコピペしました。
いやホラ、実際のインタビューも前情報があんまり無いときってあるから…

反転させてる部分をコピーした

さあどんなリアクションが返ってくるか。

おお、ちゃんと質問してくる。しかも前置きが丁寧。
やるな。。

対してこちらも回答していきます。

なお、今回は回答にあたり、実際のインタビューを再現するためにVoice InというChromeの拡張機能を使いました。

これはブラウザ上で音声入力ができる拡張機能なんですが、ChatGPTとの相性がすこぶる良いです。

なんかもう、ChatGPTのために作られたんじゃないかと疑うレベルなんですが、この話をすると長くなるので割愛します。
詳しくはじきるうさんの記事を参照いただければその凄さが分かるかと思います。仕事の効率が爆上がりします。

ぶっちゃけこの記事もじきるうさんの記事を見て、GPTs使ったらどうなるか試してみようと思って書いたものですし。

そんなわけで、音声入力で回答していきます。音声入力なので句読点や改行はないです。

それに対して、ChatGPTは更に質問を掘り下げていきます。

ふつうにインタビューが成立している


おお、かなり人間っぽい。しかも相手の回答をポジティブに評価して深掘りするというテクニックまで。。

ちゃんと「最後の質問です」まで言ってくれる。延々と質問を繰り返されたらどうしようと思ってたところで、ちゃんとインタビューの終わりを示してくれるあたり、ホスピタリティを感じます。

そして記事ができあがった

最後に「記事を書いて」と命令して、ChatGPTから記事が出力されます。
インタビューを始めて5分といったところでしょうか。爆速です。人間には到底真似できない。

できあがった記事がこちら
(公開するのもアレなんでプレビューリンクだけ貼っておきます)

…まあ、さすがに記事としては使えないかなーという印象はありますよね。

でも、ここから更に「ここをもっと厚く書いて」と命令すれば改善しそうです。
そもそも事前情報はTwitterのプロフだけだったので、ちゃんと情報をインプットすればもっといいアウトプットが出てきそうな感じです。

プロンプトも日本語で思いついた指示をしただけなので、これもプロンプトエンジニアの手にかかれば劇的に改善されるでしょう。

もしくは、インタビューの事前ヒアリングみたいな形で使うという手もアリです。
GPTsは今は有料ユーザーのみ使える機能になっていますが、いずれ無料ユーザーでも使えるようになる可能性は十分あります。
いろんな可能性がありそう。

俺、失業するんじゃね?

最近、生成AIによって仕事を無くす人が増えるという声をよく聞きます。
今回、10分で作ったChatGPTが一定のクオリティでインタビューをしてしまいました。ちょっとしたシンギュラリティを実感して恐くなってきます。

僕が今やってるようなインタビューライターの仕事が近い将来無くなるかもという不安は確かに感じますね。さすがにあと1年くらいは大丈夫と信じたいんですが…

まあ、ChatGPT好きなんでその時は仕方ないと思って受け入れますし、その前に別の付加価値を模索しようとは思いますが、なかなか衝撃的です。

建設業の職人さんってつよつよなのでは?

以上で検証を終了しますが、あらためてふと思いました。

生成AIがこれからもっと進化しても、建設業の職人さんだったらまだ食いっぱぐれないよな。。

いや、そんな簡単な世界じゃないですし、手先が不器用な僕が、いまから職人になるのは無理だと思います。
でも、これからいろんな仕事がAIに置き換わるなかでも、職人さんの仕事はまだしばらく安泰なんじゃないかなと思います。

もし自分が10代だったら。。

そんな事も考えちゃったりしますね。

個人的には、生成AIの衝撃はインターネット以来の規模感だと思ってます。

もしかしたら、あと1年もしたらドラえもんみたいなAIとおしゃべりする世界がやってくるかもしれません。

とはいえ、フィジカルな面はまだまだ発展途上なのかなという印象も強く受けます。

生成AIはこれから更に進化していくと思います。

それに対して過度に悲観するのも楽観するのもちょっと面白くない。

適度に将来に備えつつ、最悪の未来を覚悟しつつ、新しいプロダクトをオモチャのようにいじくって遊んでみるくらいが、AIとのヘルシーな付き合い方なのかもしれません。

にしてもGPTsホントすげーな。。


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