![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/108016192/rectangle_large_type_2_2ac702987c281047b8f6f65e8719ce2e.png?width=800)
【15分で完成】AIにインタビューしてもらって、原稿も全部AIに書いてもらった
※2023/07/11追記
日経新聞×noteの投稿企画「#AIの活かし方」にて日経COMEMO賞を受賞しました! 3,904件もの作品から選んでいただき本当にありがとうございます!
こんにちは、編集者のじきるうです。
「ChatGPTとVoice Inを組み合わせればインタビュー原稿ぜんぶ書いてもらえるんじゃね?」と気付いたので試しました。
ChatGPT:
言わずと知れた人工知能チャットボット。入力したテキストに対してかなり高精度に返してくれるやべぇやつ。今回はGPT-4を利用する。
https://openai.com/blog/chatgpt
Voice In:
音声をリアルタイムでテキスト変換してくれるGoogle Chrome拡張機能。かなり高精度にことばを読み取ってくれるやべぇやつ。
https://chrome.google.com/webstore/detail/voice-in-speech-to-text-d/pjnefijmagpdjfhhkpljicbbpicelgko?hl=ja
■ステップ1. ChatGPTに質問案を考えてもらう
まず、インタビューの質問案をChatGPTに考えてもらいましょう。
今回は編集者のボクにChatGPTがインタビューするというていで、以下のような指示をしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1686463515034-oTv69ydxun.png?width=800)
【出力結果】
もちろんです、以下に仮想的なウェブメディア編集者のインタビューを作成します。
Q1:まず、あなたのお名前と、現在どのようなウェブメディアの編集を担当しているのか教えていただけますか?
Q2:ウェブメディア編集者としてのあなたの主な役割は何ですか?
Q3:あなたが最初にこの職業を選んだ理由は何でしたか?
Q4:ウェブメディア編集者になるために必要なスキルや経験は何だと思いますか?
Q5:毎日の仕事の中で最もチャレンジングな部分は何ですか?
Q6:逆に、最も充実感を感じる瞬間は何ですか?
Q7:これまでに作成または編集した記事の中で最も印象に残ったものは何ですか?その理由も教えてください。
Q8:編集者としてのあなたのインスピレーションはどこから来ていますか?
Q9:これからウェブメディア編集者を目指す人たちにアドバイスを一ついただけますか?
Q10:最後に、今後のウェブメディアのトレンドや展望についてのあなたの意見を教えていただけますか?
以上が提案するインタビューの設問です。具体的な回答は実際の編集者から得られる情報に基づく必要がありますので、これをガイドラインとしてご活用ください。
「Webメディア編集者のインタビュー記事を作りたいので、あなたがインタビューをしてください」としか聞いていないのに、10項目もの質問案を出してくれました。バチクソ優秀ですね。
■ステップ2. Voice Inを使って質問に答える
ボクの出番です。ChatGPTが出力した10の質問に答えていきましょう。
ただ、ぜんぶ手入力で答えるのはダルいので、Voice Inを使って口頭で答えていきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107938952/picture_pc_c4b457568f84db547c4e547f7f959f43.gif?width=800)
入力された全文は以下の通りです。
![](https://assets.st-note.com/img/1686463929350-z5NRduPSn9.png)
改行なし文字羅列怪文書が入力されました。
考えながら雑に喋っているので、論の飛躍や巻き戻しなどもたびたび発生しています。一切整えていないインタビューの文字起こしなんてそんなもんですよね。
最後に「はいじゃあこんな感じでよろしくお願いします記事にしてください」と指示し、次のステップに進みます。
■ステップ3. ChatGPTに記事を書いてもらう
出力された原稿が以下のとおり。
【出力結果】
タイトル:ウェブメディアの真実 - 現役編集長が語る裏側と挑戦
「最先端のウェブメディアを作り上げることは、毎日の刺激的な戦いです」と、笑顔で語るのは、ワークシップマガジンの編集長、じきるうさん。5年以上にわたり、編集長として多くの記事を世に送り出してきた彼に、ウェブメディア編集者の仕事や挑戦、そして未来について話を聞いた。
偶然から編集者へ
「編集者になることは、まさに成り行きでした。」と彼は語る。大学院で研究者を目指していた彼が編集者の道に進むきっかけとなったのは、以前所属していた会社でウェブライターとして働いていた経験。その後、クライアントワークを担当していた会社にて、自社メディアの運用を希望し、現在のポジションについた。
必要なスキルは…
「企画から取材、執筆、公開までの一連の流れを全て担うことが求められます。」とじきるうさん。ただ、それだけではなく、編集者にはさまざまなコミュニケーション能力も必要とのこと。「ライターさん、上司、取材先…さまざまな人とのコミュニケーションがこの仕事の醍醐味。1人で黙々と作業するよりも、チームで一つのコンテンツ、一つのメディアを作り上げるのが編集者の仕事だと思っています。」
最も印象に残った記事とは
「Amazon公式のコワーキングスペースができた時、そのお披露目会後の1時間半か2時間で記事を書き上げたことです。」と彼は語る。「そのスピード感と、丁寧に必要な情報を書き上げる能力、そしてその記事が大きくバズったことは、僕の初めての成功体験でした。」
ウェブメディアの未来とは
「ウェブメディアは、毎年できては消えていくメディアも多いです。しかし、一方で新たな試みや挑戦を行うメディアが存在し、その中には革新的な発想や斬新なアイデアで成功を収めるものもあります。ウェブメディアの未来は、進化と挑戦の連続だと思います。」
チームワークと挑戦が鍵
最後に、彼は「毎日のようにウェブメディアの世界は変化します。その中で自分たちのメディアが注目を集め、読者の方々に価値ある情報を提供し続けるためには、チームワークと新たな挑戦が不可欠です。」と力強く語った。
じきるうさんの言葉には、ウェブメディアが持つ可能性と未来への期待が込められていた。彼らの新たな試みと成果から目が離せない。
以上、ワークシップマガジンの編集長、じきるうさんのインタビューでした。
先ほどの改行なし文字羅列怪文書が、見事なまでに原稿化されました。
無編集なのでちょいちょい認識違いも見受けられますが、裏を返せば編集すればそこそこ使えるインタビュー記事にはなったように思われます。
ここまでのステップでかかった時間はわずか15分。
というか15分のうちほとんどがインタビューに答える時間だったため、記事制作そのものに使った時間はほぼゼロです。
1,000字程度の短い原稿ですが、ChatGPTとVoice Inを使えば簡単なインタビュー記事ならすぐに作れそうですね。これはやべぇ。
■蛇足. 記事を編集する
今回は「インタビュー記事をぜんぶAIにやってもらう」という企画なので蛇足ではありますが、出力された原稿をすこしだけ編集して終えたいと思います。
「ちょっと内容が弱いな」「拾いきれてないところがあるな」と感じたため、追加で以下の質問もしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1686464956189-JzIwTZAVmL.png?width=800)
新たに出力したものも合体し、インタビューで話しきれなかった内容も含め、10分くらいかけて再構成した原稿が以下になります。
タイトル: ウェブメディアの真実 - 現役編集長が語る裏側と挑戦
「ウェブメディアを作り上げることは、毎日刺激的な戦いです」と笑顔で語るのは、Workship MAGAZINEの編集長、じきるうさん。5年以上にわたり、編集長として多くの記事を世に送り出してきた彼に、ウェブメディア編集者の仕事や挑戦、そして未来について話を聞いた。
フリーライターから編集者へ
「編集者になることは、まさに成り行きでした」と彼は語る。
元々は他の会社への就職が決まっていた彼ですが、何かが違う、これが本当にやりたかったことだろうかと違和感を覚えたことから内定を辞退。しばらくは長年のブログ経験を活かし、フリーランスのウェブライターとして働く。しかし社会人経験もなく、先行きの見えない働き方にこのままでいいのだろうかと不安を抱え続けていたとのこと。
その後、再度就職活動をする中で株式会社GIGに拾われ、そこで初めてウェブメディアの編集者としての道を歩み始めた。クライアントワークを担当したのち、自社メディアの運用を希望し、現在のポジションについた。
編集者に必要なスキルは「記事を作ること」ではなく…
「企画から取材、執筆、入稿、公開までの一連の流れを全て扱えることが求められます」とじきるうさん。そしてそれらを円滑にこなすには、コミュニケーション能力も必要とのこと。
「ライターさん、上司、取材先…さまざまな人とのコミュニケーションがこの仕事の醍醐味。1人で黙々と作業するよりも、チームで一つのコンテンツ、一つのメディアを作り上げるのが好きな人は、編集者に向いていると思っています」
初めての成功体験と、「バズ」を重視しなくなった理由
「Amazon公式のコワーキングスペースの取材記事ですね。施設のお披露目会見後の1時間半〜2時間で取材し、急いで記事を書き上げて記事を公開したところ、大きくバズりました。ボクの初めての成功体験です」と彼は語る。
「ただし、今では一つの記事がどれだけバズったかをそこまで重視していません。もちろんバズったら嬉しいですが、それよりもWorkshipの会員獲得に繋がったり、Workshipについて好意的な言及が出たりしたときのほうがより充実感を覚えますね。そのためのコミュニケーションとして、メディアやコンテンツがあります」
ウェブメディアに未来はあるか?
「ウェブメディアは、毎年のように新しい媒体ができては、消えていきます。革新的な発想や斬新なアイデアで成功を収めるメディアがある一方で、旧来的な手法でありつつも堅実に成長し続けるメディアもあります。その逆も数多く存在します」と彼は悩ましげに、それでいて力強く語る。
「ウェブメディアの未来は、進化と挑戦、そして過去に学ぶことの連続です。その先に大きな成功があると信じています」
ウェブメディアの世界は変化し続ける
最後に、彼は「毎日のようにウェブメディアの世界は変化します。その中で自分たちのメディアが注目を集め、読者の方々に価値ある情報を提供し続けるためには、チームワークと新たな挑戦が不可欠です」と語った。
じきるうさんの言葉には、ウェブメディアが持つ可能性と未来への期待が込められていた。彼の新たな試みと成果から目が離せない。
まだまだ薄い内容ではありますが、インタビューをもっと長尺で行えばより深い記事を作れるように感じました。
自分ももう少し実験してみます。
あと当然のことですが、これによって全てのインタビュー記事がAIに代替されるとは思っていません。AIだけではまだまだ粗が多いため、編集は必須になりそうです。
ただ、インタビューの文字起こしさえあれば、ChatGPTにぶち込んでざっくり原稿化してもらえそうですよね。
文字起こし→原稿化の部分だけ切り出して使うのは、かなり現実的かもしれません。
宜しければサポートをお願いします。ご支援いただいたお金は『クレイジースタディ ( https://crazystudy.info/ ) 』の運営に使わせていただきます。 ※※スキを押すと「カニガチャ」が回せるよ!SSR排出率10%!※※