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自分軸と頑固

自分軸と頑固。

どちらも、自分を貫くことだ。
とても似ているけど、実はまったく違うもの。
私はいまだに使い分けられずにいる。

いろんな人を見ていて、
人生がすんなりとうまく循環しているなと感じる人は自分軸を持っている人で、
いつも何かに引っかかって苦しんでいる人は、頑固な人が多い印象がある。

自分軸と頑固の明確な違いはなんだろう。

自分軸とは、自分にとっての最適解を知っているということ。
いいことも悪いことも、経験しないと分からない。
そのためには、人からのアドバイスを取り入れる素直さが必要だし、
いろいろなものに興味や疑問を持つことも大切だし、
やってみようという好奇心もなくてはならない。

対して頑固は、いろいろな方法があるのにも関わらず、
それらを試すことなく、ひとつの方法に執着し続けること。
側から見ると、もっといい方法があるのにと思うのに、
誰にも何にも耳を貸さない。

禅問答のようだけど、
成功は、失敗しないと分からない。
失敗があるからこそ、「成功だ」と認識できる。
自分軸は、失敗することによって作り出すことができた結果だと言えるかもしれない。
頑固にひとつのことに執着するということは、
他の方法を知ろうとしないことだ。
それしか知らないから、失敗だとしても失敗だと気づくことができない。
だから、成功(または最適解)もいつまで経っても得られることはない。

日々の暮らしの中で、たまにでいいから
これは自分軸なのか、それともただの頑固なのか
と立ち止まって意識してみると、
いつか、明確に違いが分かるようになるかもしれない。


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