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【読了】ちびねこ亭の思い出ごはん

ちびねこ亭で思い出ごはん(陰膳)を食べると大切だった故人と会うことができる
ただし、期間は思い出ごはんが冷めるまで
死者と会えるのは一度だけ
…といった内容の連作短編集
各話の前後には、話に関連した場所についてとレシピが付いている

ちょっとだけ千葉県君津市周辺のことに詳しくなれる(笑)切なくも優しい短編たち。
かわいらしい表紙で、うみねこの数=巻数となっている。

6巻までは読了済みだったので、今回は7、8巻を。
登場人物それぞれにドラマがあり、前回に登場した人物が繋がりをもって出てきたりもする。

特に主人公格である櫂と琴子の関係の進展も気になるところではあるけど、今回はそれ以上に「かぎしっぽ猫とあじさい揚げ」の回が良かった。

父親に猛反対されながら劇団に入った女性と、九州男児で銀行員のガチガチに見える父親の話。
特に母親から聞かされた父親の言葉が印象的だった。

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