小さな島グアッグル諸島の英断
第1話タルマン帝国の宣戦布告
小さな島グアッグル諸島は平和な島だった。だが、今や世界を征服しようとしているタルマン帝国に宣戦布告されたのである。
グアッグル諸島のマグラス将軍率いる若獅子隊はこの宣戦布告に対する対策を考えている最中だった。
また若獅子隊とはグアッグル諸島の若者なかから戦闘向きな人間を集めたゆいつの軍だ。
第2話グアッグル諸島の英断
マグラス将軍率いる若獅子隊の兵ラドウが言った
『意地でも戦う 俺だけでも。』
マグラス将軍は賛成したが他の兵は決断しきれなかった。
そこで説得力のある火竜が言った『戦おうじゃないか皆で』。
他の兵も火竜が言うならと納得した。
第3話最初の戦い
マグラス将軍の兵は怒涛の修行により激的に強くなっていた。
そして兵の休憩時間、急に大砲の音がした。
何だ、声を揃えて兵が言う。
やがて門番がタルマン帝国軍の到来を告げた。
その瞬間兵は陣形を固め特攻隊の騎馬兵をこてんぱにした。
『退散だ!』中将が叫ぶ。
程なくタルマン帝国軍は去っていった。
しかし10分もしないうちに大量のタルマン帝国軍が攻め込んできた。
マグラス将軍率いる若獅子隊の兵は陣形を崩し散らばっていった。
第4章マグラス将軍の死 練英の初陣
マグラス将軍は自ら数百兵と共にタルマン帝国軍の拠点に向かった。
敵の下層部は勝利は同然と宴を開始していた。
お陰で敵の下層部はすぐに片付いた、が敵の上層部は直ぐに攻め込んできたことに気づきマグラス将軍と対峙した。
この瞬間マグラス将軍の死は確実になるのであった。
しばらく混戦が続く中ひと際大きい声がした。
『おい!マグラス覚悟!』
タルマン帝国の大将、輪の声だ。
マグラス将軍は心の中で決死を覚悟しタルマン帝国軍の陣形の中央に突進し、直ぐに数兵を蹴散らした。
しかし大将の輪が『死ね!』と叫び剣を振り落とすとマグラス将軍の頭が地面に転がった。
『マグラス将軍を討ったり!』輪がそう叫ぶとあっという間に若獅子隊の兵はまたも散って行った。
マグラスの死を知った若獅子隊の練英は若獅子隊のマグラスを継ぐ大将、火竜に『僕を大将とした出兵を許して下さい』と頼んだ。
火竜はあっさりと『分かった許そう、お前に500兵をやろう』と言った。こうして練英は500兵を連れ血と炎の荒野へ旅立ったのであった。
果たして練英に運は味方するのか?
第一巻完結
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