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新春恒例会津若松初市「十日市」

本日1月10日は新春初市の十日市が会津若松市新明通り、大町通りで開催された。


十日市とは?


十日市とは会津地方最大の初市で、400年以上の伝統を誇る。約400軒の出店が連なり、起き上がり小法師(こぼし)や風車などの縁起物をはじめ伝統工芸品の販売や、屋台等が軒を連ねて並ぶ。


起き上がり小法師とは?


起き上がり小法師  とは、福島県会津若松市で縁起物として売られている張り子細工の事を言う。

実に400年以上もの歴史を持つ会津の伝統的な工芸品だ。
江戸時代に会津藩主が藩士たちの冬の間の内職として作らせ、正月に売り出したのが始まりとされる。
転んでも転んでもすぐに起き上がる様子から、「七転八起」(ななころびやおき)といって古くから縁起物とされた。

「小法師」というのは、子どもを意味する言葉で、大きさは3センチほどと小さいものが一般的。頭は尖っており、細い線で描かれた表情は素朴な愛らしさがある。

この起き上がり小法師は別名「起き姫」ともいわれ、蚕(かいこ)が脱皮することを「起きる」といったことから、養蚕が盛んだった東北地方では起き上がり小法師は養蚕のお守りでもあり、人々はたくさんの良質な繭が採れるようにと祈願したのだ。

また最近では、災害などが起きないようにと起き上がらない小法師も販売されている。


起き上がり小法師

起き上がり小法師」は家族の人数より1つ多く神棚に供えると子孫繁栄につながるとされているほか、「風車」は何事も円滑に回るようにという願いが込められているとされている。

2021年は新型コロナの影響で中止となってしまった。
2024年は新型コロナの5類引き下げ以降初めての開催となり、私も本日行ってきたのだが、とても多くの人で賑わっていた。


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