Yuri Hamashima

株式会社Twenty-Two代表|オンラインスクールAWAKE&創業|東京・南仏2拠点…

Yuri Hamashima

株式会社Twenty-Two代表|オンラインスクールAWAKE&創業|東京・南仏2拠点生活|

最近の記事

優しくない自分に幻滅した先に。

会社員だったころ。オフィスから駅までの道によく、やつれたおばあさんが1人で座っていた。正確にいうと、道ばたの商業施設にのぼる階段に。何をするでもなく、前を向いてぼーっと座っていた。 週に何度も見かけるので、ホームレスの方なのかな、と、ちらっと横目で気にしつつ、私は忙しく通り過ぎていた。 ある日の帰り道、そのおばあさんをすぐ近くの繁華街で見かけた。観光客や、サラリーマンなど、道行く人に歩き回ってお金を乞い、迷惑そうにあしらわれている。 …ああ、やっぱり困っているんだ。

    • 自分を整えることは、周囲への静かな贈り物。

      30歳の誕生日旅行として、彼がイタリアに連れてきてくれた。 美味しいシーフードや、海沿いの景色を堪能し、のんびりとイタリアの夜道を歩いた。 久しぶりの2人の旅行は、やっぱり楽しい。私たちはもともと旅人として意気投合をしたので、旅はかかせない。 2日目、彼の提案でアーティストの村に行くことになった。 それは山の上にあり、150年ほど前の地震以来、立ち入り禁止区域となったところにヒッピーたちが住みだしたらしい。 彼らは政府に度々でていくように警告されてきたけれど、粘り強

      • 30歳1日目の朝に、20代を振り返って。

        2023年11月8日。今日は30歳の1日目。 朝、目が覚めると、「私の人生の20代が終わった」という事実に、少し胸が痛んだ。 後悔はなくても、人が勝手に作った区切りだとわかっていても、もう20代に戻れない切なさがある。 まだ起きあがる気がしなくて、ベッドの中で機内モードを外すと、大切な人たちから誕生日メッセージが届いている。心がじんわりとあたたまる。大好き。会いたいな。 隣をみると、彼がぐーぐーと寝ていて、安心する。 部屋へ行くと、夜中に用意してくれていたらしいメッセ

        • 寝る前の、彼との対話

          私たちはよく話す。というより、私には人生における疑問が多すぎるので、それに対して、いつも彼なりの答えをもらっている。 私は22時就寝の朝型、彼は4時就寝の夜型で、一番話すのは私が眠りに落ちるまでの時間。まるで子守のようにそばにいて、質問に答えてくれる。そして足裏にある熟眠のツボを押してくれて「Good night」とささやき、部屋をでる。私は、半分すでに眠りの世界にいるが、朧げにおやすみを返す。 最近の会話を忘備録として残しておきたいと思う。 ーーーーーーーーーーーーー

        優しくない自分に幻滅した先に。

          恋人と心の距離を縮める100の質問

          この記事には「お互いを理解し、心地良い関係を作っていくための100の質問」を記載しました。 何が好きで何が嫌いなのか、何が得意で何が苦手なのかを理解し、寄り添う姿勢があれば、より心地良い関係が作れるはず。 1. まずは意外と把握していない相手の基本情報家族構成、家族の名前、生年月日、星座、血液型、出身地、身長 趣味は? 好きな食べ物/苦手な食べ物は? 好きなお菓子/苦手なお菓子は? 得意なスポーツ/苦手なスポーツは? 好きな動物/苦手な動物は? 好きな色/苦手

          恋人と心の距離を縮める100の質問

          その日、私はたった2回カフェをした人のことを想いながら、涙が止まらなかった。

          あれは本当に不思議な出来事だった。 特別タイプなわけでも、ロマンチックな雰囲気でもなく、ハプニングが起きたわけでもない。 たった2回カフェをしただけなのに、わけもなく涙があふれてくる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 大学4年の秋、私はパリから大まかなルートを決め、のんびりとフランス一人旅をしていた。 航空会社で働く両親のもと育った私にとって、旅行は昔から身近なものだったので、大学時代は留学と旅の思い出ばかりだ。 現地の暮らしを知るのが好きで、旅では「Worka

          その日、私はたった2回カフェをした人のことを想いながら、涙が止まらなかった。