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【#46】怒りを制するものは人生を制する

「できると思ったことができていない」ということが最近多い。目標が高すぎるのかもしれないが、とにかく理想の自分になれていない。もちろん理想に向かって1歩ずつ踏み出してはいるのだけど、前に進む度に「理想の自分」も1歩前進している。これではいつまで経っても距離は縮まらない。

とても腹立たしいし、怒りも湧いてくる。そんな自分が嫌だった。でも最近はこの「怒り」が自分の原動力になっているとも感じるようになり、大切にしている感情の1つになった。

正しい方角を向けば、怒りは有効活用できる

怒りの感情は、どちらかと言うとネガティブなイメージで語られることが多い。「パワハラ」「人格否定」など様々だ。また怒り狂うという言い方でも用いられる。我を忘れて軽率な行動を取る

確かにこれらは防ぐべきだ。なら怒りという感情が全て悪いのかと言われると、それもまた違う気がしている。

怒りは良くも悪くも「リミッター」が解除された状態だ。だからこそ、通常時より大きな力を出すことができる。ならそれを正しい方角に怒りを向ければ、夢や目標に大きく近づくことができる。

怒り時は冷静な判断ができないからこそ、大胆な判断ができる。通常時では気になっていた「小さな」デメリットなど気にしなくなり、気が大きくなるからだ。

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ただ一方で怒りによるブーストは一時的なドーピングに過ぎない。いつまでも怒り続けられる人がいないように、どこかのタイミングで必ずクールダウンが発生する。

怒りを有効活用するなら、クールダウンが入った時にどのようにモチベーションを保つかまでをセットにして考えなければならない。だがここが1番難しい部分でもある。

正直なところ、怒りを原動力にして初動をつけること自体は難しくはない。だからこそ、怒りのモチベーションが下がってきた時にどのように対処するのかが重要になる。

モチベーションを保コツ

モチベーションを保つために必要なのは「快楽が得られるポイントを適切に設置」することだ。逆にモチベーションを保てないのは、快楽ポイントが適切に設置されておらず、いつまで経っても快楽を得られないからだ。

よくスマホを触ってしまうという人がいる。友だちからのLINEやSNSが気になって仕方がないというパターン。なぜこれらがやめられないのかと言えば、スマホを開くだけで「簡単」に快楽が得られるからだ。快楽の大きさは小さいが、手間をかけずに快楽が得られる。

一方大きな目標は、達成した時に得られる快楽は大きいが、簡単に手に入れることができない。大きなことを成し遂げるためには、それなりの期間が必要になる。本当はここも怒りの感情を使って突破できればよいのだけれど、前述の通り怒りは長続きしない。

怒りが切れるタイミングで強制的に怒りを呼び戻すこともできなくはないのだろうが、そんなことばかりしていては心身ともに疲弊してしまう。

マラソンの給水所のように、快楽が得られるポイントを適切に設置すれば、モチベーションの低下を防げる。

まとめ

怒りという感情は取り扱い注意だ。しかし使い方次第では目標達成への起爆剤にもなりえる。怒りのエネルギーを「正しい方向」へ向けて初速をつけ、適切にモチベーションを保つことで、大きな成果につながるだろう。

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