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「利用価値のある自分」になることの意味
(読了時間:約1分30秒)
「利用価値のある自分」
聞こえだけは「利用」という言葉のせいで「使われる」感が出て少しだけ嫌な雰囲気があるかもしれないですが、そもそも「人間関係」というのはお互いにとって「利用価値がある」からこそ成り立つものだと思ったんですよね。
「ここで働きたい!」っていう願望があって会社へ履歴書を出し、面接の末に採用になる。
これだって「働きたい人」と「働いてもらいたい人」がいるから成り立つ契約ですよね?
つまり、「働きたい人」は「働いてもらいたい人」にとって「利用価値がある」ってことです。
これを友達関係に置き換えてみましょう。
僕にはA君という友達がいます。
A君と僕の間に「友達」という関係が成り立っているのはどうしてなのかを考えたときにですね、「気が合う」「話が合う」「素の自分でいられる」などの理由があるわけですよ。
他の大勢の人といるときと、A君といるときの自分は「違う自分」、しかも心地よく、楽しく過ごしている自分なわけです。
つまり、A君は僕にとって「特別な存在」=「利用価値がある」ってことです。
自分のまわりの人間関係を思い浮かべてみてください。
友達、恋人、同僚、家族・・・。
さまざまな人が自分のまわりにいると思うのですが、その人たちってその人たちにとって「利用価値のある自分」であるからこその関係だと思いませんか?
逆の視点で考えても面白いです。
「どうして僕は彼女と付き合っているんだろう?」
「どうして私はBさんと働いているんだろう?」
「どうして僕はC社にいるんだろう?」
答えは「すべて自分にとって必要」だということ、つまり「利用価値がある」からですよね?
もっと高みを目指したい、今の人間関係よりももっと幅広い人脈を手に入れたいと思うのであれば、自分自身がそのレイヤーの方々から「利用価値がある」と思われなければいけないんです。
ということは、自分自身をより磨く、価値のある人間になるために勉強したり努力したり行動したりする必要があるということです。
現在の自分の人脈は自分が今まで生きてきたことに対する通知表のようなものだと考えるといいと思います。
満足しているのか、よりよい人脈を得て世界を広げていきたいのか、それは今日からの自分の生き方次第でどうにでもなるような気がします。
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