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生きているから思うこと。

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思ったことと本音を。140文字でまとまらない想いと。
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9月のこと

9月のこと

眠くって仕方がない。
ロングスリーパーとショートスリーパーを繰り返すのが常だけれど、ロングスリーパーの期間がやってきた。とにかく一日中、微睡んでいる気がする。言葉を打とうとしても、iPhoneの画面がうまく見えない。眠り続けて、このまま死ぬように寝たい。

行きたい場所、住みたい場所、はたくさんあるが、また住みたい場所、もあたしにはある。そこにあたしの生まれた家や、育った学校はないが、なぜか「帰り

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8.31 終わりを思う

夏も終わる。8月は夏の代名詞で、9月なんてもう秋だ。カレンダーをめくるのと同じように、夏はめくられ、そして落ちる。

毎日何かしらの言葉を吐き出している。この行為は「千と千尋の神隠し」に出てきた、カオナシの行動のようなもの、と自分では思っている。欲望を欲望のまま体の中に溜め込み、悪いものでいっぱいになった体から、本当に欲しいものは得られないのだと現実を知り、絶望して一気に言葉を吐き出す。出し切った

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8.21 暑さに酔う

8.21 暑さに酔う

鹿児島に飛ぶ。
割と無理なフライトスケジュール。それでも行きたい理由があった。
きっと本名で呼ばれることより、Twitterのユーザー名で呼ばれた回数の方が多かっただろう、鹿児島。なぜかあたしにとって、そういう場所。

令和の時代においてもまだ、男尊女卑の思想が根強い鹿児島において、女尊男卑なCFNMのSMをしたいと思い始め、相手探しを始めたのが7年ほど前。サディストな女性は少ないどころか、SMバ

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8.18 思いつく限りを

8.18 思いつく限りを

自論。恋愛とかSMとかって宗教だと思う。宗教じゃなきゃいけないのかもしれない。盲目的に盲信していい。でなければ受け入れることなんて難しいのかもしれない。だって言ってることもやってることも、わりとぐちゃぐちゃだもの。痛いのに気持ちいいとか、愛してるから壊したいとか。脇の下から産まれたりとか、処女から産まれたりとか。似ている。

悲しさが怒りになるわけがない。ただ、たまに、「ありがとう、これでどこまで

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8.17 そして眠る

8.17 そして眠る

AM5:20
もう起きる時間。夜中に目が覚めたのに再び入眠できなくて、解決したはずの、或いは終止符が打たれたはずのことを考えてしまって、そのまま朝を迎える。不毛で可愛い。

同じ言葉しか浮かばなくなってきたのは、言いたいことを全て吐き出したのだという証拠でしょうか。それとも主張など最初からなかったのだろうか。書くのをやめたから考えるのをやめたのではないことは、確か。きっとこの、ずっとどこかにある気

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8.16

8.16

8月15日。7年前。どこにいたかと思い返せば長崎にいた。爆竹や花火を派手に鳴らし、先祖を供養する。その光景はあたしの知っている送り火ではなかったが、とてもノスタルジックで忘れられない夏だった。
終戦記念日、盂蘭盆、灯籠流し。それから今日は京都の五山送り火。離れて何年経っても容易に思い出せる故郷の夏の終わり。
まだまだ暑くて頭も痛いのに、季節の行事は夏を終わらせてゆく。

どれだけ時間をかけて作り上

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8.15

8.15

何ひとつ失っていないのに、喪失感が重たくあって、抜け殻のような気持ちで目が覚める朝。失ったものはおそらく、時間。それと、ずっと支えあってきた感情の一部の崩落。

内陸の、深い山の中で生まれ育ったから海を見ると気持ちはあがる。大人になってから海沿いに何年か住んだ経験もあるのに。
それでいて海が怖い。全部をのみこんで、引き潮と共に遠くに連れて行ってしまわれるみたいで。

無気力の域をなかなか出ないでい

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8.14

8.14

眠れたのか眠れていないのかわからない日々を過ごしている。2週間ごとにショートとロングを繰り返す睡眠スタイルのあたしにとって、いまの期間は一体何なのか、よくわからない。浅い眠りはほぼ夢の中で、その夢の中でいろんなことを考えてしまう。なのに夢に誰かは出てこない。誰か出てきてほしい。あたしの手をとる、誰か。

人は変わらないか? を常に考えている。ヒトは、20歳を超えたあたりには人格の基盤はできてしまう

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8.13

8.13

ようやく頭が少し回転してきたように感じる。やらなければならないことが山積みなので、お盆が明けたら動き出そうと思う。絵を描いたり、本を読んだり、文章を書いたり。いずれも、励ますだけの役をする。

人間は眠ればなんとかなるものだと思っている。眠れない限り、精神状態も悪化する。それから時間というものは少なくとも、何かを癒してくれる。傷口だったり、傷んだ肺だったり、悩みすぎた脳みそだったり。

夏も夏休み

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8.12

8.12

夢か現実かわからない夢うつつを明け方によく見る。3時と5時には目を覚ますから、その浅い眠りがよくない。20代に精神疾患を患って、それを寛解させるために始めた早起きだけれど、立派な大人になった今でも本当は苦手。いまは病気に関わらず早く起きることが常となっているけれど、それでも本当はずっと眠り続けてそして死にたい。今日も生きるけれど。

体調が(ようやく)戻ってきたので生活スタイルを立て直し、5時に起

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8.11

8.11

そろそろ生活をまた規則正しくしようとして、結局一度は夜中に目が覚める。それでもよく眠れたかもしれないという実感があった。

エゴマゾかどうか調べるのは簡単で、返事がすぐ来なくなるのがエゴマゾだし、返したくなくなる時はあたしにエゴサドモードが発動している。

毒親、という言葉があるが、あたしは毒親育ちではない。ただし、毒祖母育ちである。おそらく彼女は精神疾患も患っていたのだと今となると思う。彼女の性

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8.10

8.10

今まで経験してきたことの全てが自分を成長させてくれるとか、経験が全てだなんてそんなことを言うつもりはない。

失ったものの全部が美化されることはないが、喪った人はみな一様に、あたしの記憶の中では微笑んでいるし、どうかそのままでいてほしいそれが救いだと思ったりもする。

頭が痛くて目が覚めて、薬を飲んでまた微睡んで。それでも朝が来てしまえば必ず体を起こさなければならない。そのことを不自由だと思った時

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