わたしの、れんあい《高校編その2》
母親にはとにかく最後まで反対された理系の道。
でも、文理を決める直前のテストで猛烈に頑張った私は担任の先生にも母親にも有無を言わすことなく理系に進むことに。
そんな時、当時クラスで仲の良かった親友の女の子が真剣な顔で話しかけてきた。
その子とは本当に仲が良くて、いつも落ち着いた話し声、年相応のクラスメイトを冷めた目で見て、でもイケメンの話になると2人でキャッキャしていた笑
その子が話してきたことは、
『言っておきたいことがあって。
私、Aくん(私の好きな彼)のこと好きなんだ。
〇〇(私)とAくん、仲良いじゃん?
だからもしかしたら〇〇も好きなのかなと思って。
で、私、バレンタインに告白しようと思ってる。
だから、抜け駆けみたいにしたくなくて。
言っておこうと思って。』
正直、面食らってしまった。
同時に素直に『私も好きなんだ!』って言える度胸と素直さが当時の私にはなかった。
だから、こんな風にきちんと伝えてくる親友が羨ましかったし、嫉妬した。
私は、
『そっか。私はそんな気持ちないから大丈夫!
うまくいくといいね!』
という言葉を無表情(きっとそうだったと思う笑)で返すのがやっとだった。
その後、親友は彼に告白。
彼の答えは『NO』だった。
それを聞いた私は。。。
恥ずかしいけど、嬉しい気持ちが120%だった。
《つづく》
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