今年読んだ「ほどほどの巻数」で終わるおすすめマンガ(2018)
暇つぶしがてら「ほどほどの巻数」で完結しているマンガを探して読むのが好きです。その中でも今年読んだ個人的おすすめタイトルをいくつかご紹介。
どれも10巻以内で終わるので、年末年始のちょっとした時間におすすめです!
「ほどほどの巻数」おすすめポイント:
・まとめ買いしてもフトコロにやさしい!
・最後まですぐ読めるので手軽に達成感を味わえる!
・でも打ち切り感が漂うのはNo!
※「今年読んだ」なので「今年出版された」とは限りません。
※ 巻数は自分の読後時点。あとで続編など増えていたりするかも。
小煌女(全5巻)
近未来舞台のSF…なのですが、登場人物の心情描写がメインで科学的な話はあまりありません。
英国の学園で住み込みメイドとして働くサリーと、トアン星から留学を名目にやってきた亡命王女ジノン。2人は「小公女」のベッキーとセーラのような関係。立場ゆえに自分を抑え込んできたジノンと、おどおどした自分を変えたいサリー、そんな2人がある決断に至るまで。「逃げ恥」と同じ作者様による作品。
真昼のポルボロン(全3巻)
夏休みの間同居することになった父・縞と娘・るつぼのぎこちない関係が徐々にほぐれていく物語。なのだが、実はるつぼを産んですぐに亡くなった母・英梨こそが影の主人公かもしれない。行きずりの関係だったため縞は英梨のことをほとんど覚えていないのですが、終盤彼女の思いが明らかになる過程には鳥肌たちました。
第3のギデオン(全8巻)
一言でまとめようとするなら「父とはなにか」を問い続けるお話だろうか。フランス革命が舞台なので、王族たちの描かれ方をベルばらやイノサンなど思い出しつつ読みました。中でもルイ16世の描かれ方は作品ごとに大きく違っていて、こっちのルイ16世はパワー系なところが斬新。
最期は歴史の語るとおりだけど、子どもたちの父として、ギデオンの父として、国の父として生涯を全うする姿に心打たれます。
(ちなみに主人公はルイ16世じゃありません…。)
義母と娘のブルース(上下巻)
ドラマ化されたけどそっちは見逃してしまいました。
最初表紙とタイトルだけ見た印象ではバトルからわかり合う的なもっと殺伐とした話かと思っていたのですが、大半は親子や周囲とのほのぼのギャグ。でも、要所で泣かせてきます…。
あとがきの作者様のコメント、作品を世に出す人としての苦悩に考えさせられる。
ことのは(全1巻)
短編集。かつて「LaLa」をめっちゃ読んでいた時期の代表作家様。同じ作者様の「海月と私」「路地恋花」などもおすすめですが、どの作品も心情描写が緻密なゆえいろいろ考えながら読んでいました。こちらのような短編集ならラクに読めるかも。
サトコとナダ(全4巻)
イスラム女子と日本女子が留学先でルームシェア。実話ベースかと思ったらフィクションだそう。相手と自分の違いを尊重しあいながら生活をともにする2人の日々がすごくいい。随所にムスリムの生活習慣も紹介されていて、おもしろくわかりやすい。ほぼ全話Webで読むことができますが、ボーナストラックも読みたくてつい買ってしまいました。
長期連載が嫌いなわけではなく継続して読んでいる作品もいくつかあるのでそのお話もまたいつか。
それではみなさま、よいお年を!
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