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【台湾·緑島の旅】スキューバダイビング体験記

台湾の緑島で人生初めてのスキューバダイビングをした。

ずっとやってみたいと思っていて、念願叶っての初体験。

体験ダイビングなので、インストラクターさんが1対1でついて潜ってくれる。水中でのハンドサインや、泳ぎ方の注意点、水中レンズや酸素の吸い口に水が入ったときの対処方などのレクチャーを受けたらさっそく潜るポイントまで移動する。

水中での意思疎通はハンドサインのみ。

問題がないときは親指と人差し指で作るオーケーサイン。問題があるときは、問題発生箇所を触ってから手のひらを下にして手をゆらゆらさせる問題発生サイン。例えば、耳抜きができなくて耳が痛ければ、耳を触ってから手をゆらゆらさせる。

浮上したいときは親指を上に上げるグッドのサインと同じ手の形で表す。

スキューバダイビングは潜水後一度水面に浮上したらそこで終了になると説明された。浮上したいと意思表示したら、その日のダイビングは終了だ。

そんなレクチャーを受け、30キロ程度はあるであろう酸素ボンベを背負い、いざ水中へ。

待望の海の中をこの目で見られる興奮と、初めてのダイビングへの緊張感を感じながら潜っていく。

が、潜って10センチで問題発生!

めちゃくちゃ苦しい。こんなに苦しくて、私死ぬんじゃない?と思い、急いで問題発生サインを送ってみる。だけど、インストラクターさんの反応は「ゆっくり呼吸して」「私の目を見て」だった。

だけどまだ10センチだし、正直、一回外の空気を吸わせてくれ…!と思ったけど、これはもうインストラクターさんを信じるしかないなと腹をくくり(体験ダイバーのくせに大げさ?)ゆっくりゆっくり呼吸をする。

ゆっくりと呼吸をしていると1分ほどで体が慣れてくる。インストラクターさんに手を引かれ、気がついたら数メートルほどの深さにきていて、すぐ目の前にたくさんの珊瑚と熱帯魚が見える。天気にも恵まれて、太陽の光と珊瑚と熱帯魚がキラキラして本当にきれいだった。

リトルマーメイドの世界がそのまま目の前に現れたような気分で、自分が今、海の中で見ている風景が本物なのか一瞬疑うほどの絶景が広がっていた。ほんの数分で、船も使わず、こんなにきれいな珊瑚礁が広がっているなんて海の中って本当にすごい。

呼吸に慣れてくると、自分の耳元に響く自分自身の呼吸音だけの世界が心地よくなってくる。自分の呼吸音だけの世界で、どこまでも続く海の世界を見ているという違和感が、これまでに感じたことのない心地よさを与えてくれる。

水の中を泳いているというよりは水の中を飛んでいるような感覚。

まだ少し恐怖心もあって、今回は終始インストラクターさんの手を掴みっぱなしだったけど、次はもう少し1人で泳いでみたいと思う。

来年も、またどこかで潜りたい。

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