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”好き”が自分を強くする

WBCが終わった。

優勝というこれ以上ない結果で幕を閉じて、この喜びでしばらく元気に生活できそうな気分。

今回の日本代表チーム、特に大谷選手を見ていて思ったことがある。それは "この人は本当に心の底から野球が大好きなんだろうな" ということ。

代表チームの誰もが子供の頃から野球をやっていて、野球が好きで強くなれたからプロ野球選手になったんだと思う。

それでも、プロになれば辛いことや大変なことは多いだろう。引退した選手のインタビューで "辛いことの方が多かった" なんてセリフを聞くことは珍しくもない。どんなに好きでもプロ野球選手にとって野球は仕事。楽しいことばかりなはずがないのだ。

だけど、大谷選手を見ていると大変なことも辛いことも、大谷選手自身の野球が好きだという気持ちに勝ることがないんだろうなと思う。

二刀流と言えばかっこいいけど、それは、周りの選手の2倍働いているということ。練習も2倍、試合中の準備も2倍、緊張だってポジションの数だけ増えるだろう。二刀流が無謀な挑戦だと周りに言われるよりも前に、自分が音をあげてしまいそうなものだけと、大谷選手はできると信じて疑わなかったわけだし、実際、投打で大活躍してWBCでは大会MVPに選ばれた。これまでの活躍だって、誰にもできないことを次々と達成している。

準決勝でツーベースを打って塁上でチームを鼓舞する姿、決勝の9回表に3アウト目をとった時のガッツポーズ。あの姿に、大谷選手の野球への本気度をはっきり見た気がする。

以前から大谷選手のニュースを見るのが好きだった。第何号ホームランを打ったとか、ピッチャーとして記録を更新したとか、大谷選手の話題はいい話しかない。ケガや不調があったとしても、本人はいつも前しか見ていない。そんな姿に元気と希望をもらえる。

簡単じゃないことを、いとも簡単にやってのけるように見えるのは、本人が好きでやっているからに他ならない。好きなことなら辛くないわけじゃないけど、辛いことを乗り越えられるのは好きな気持ちがあるからだと思う。

そんなにも強く ”好き” だと思えるものに巡り合えたことが、大谷選手の一番の才能のような気がする。

どんな能力や才能よりも ”好き” の気持ちを持ち続けることが一番難しくて、だからこそ、成長するためには欠かせない原動力何だと思う。

自分にとって好きなことはどんなことでも大事にしていたい。



選手の皆さん、WBCおつかれさまです。幸せをたくさんもらいました。

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