私の中のわたし
自己開示をした方が良好な人間関係を築きやすい。
確かにそうだと思う。
テクニックとしての自己開示ができた方が、会社で出世したり、有益な人脈を作ったりというのが簡単にできるような気もする。それは自己開示というよりもコミュニケーション力に近い。
本気の自己開示の場合、どの程度したいか、どんな相手にしたいかについては個人差があると思う。
いい大人が人見知りみたいなこと言うのもどうかと思うけど、自己開示をするには相手に対する信頼が多少なりとも必要な気がする。
私が見せたい私を見せて納得できないからもっと見せてほしい、とだけ言われて、そうですねとはならない。今見えてるあなたはあなたじゃないから、本当のあなたを見せてほしい、なんて言われても、今見せてる私が、今あなたに見せてもいいと思ってる私なんだよ。
それで納得できないならあきらめてくれて構わないし、そういうあなたは私に何を見せてくれたの?とか思ってしまう。
関係地を築くために自己開示をするけど、程度に合わせて築き上げられない関係性なら、多分遠くない未来に破綻するし、徐々に見えてくる相手の顔をその都度受け入れられる関係性なら長続きする。
私を見てどう思うかはあなたの勝手だけど、あなたの理想にだけ合わせた私を見せることはできない。
私の見せ方を選んでるんじゃなくて、見せてもいい私を選んでる。
選ばずにいつでもどこでも全部見せられたら、それはそれでいいのかな。
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