夏休みの大冒険
知り合いの子どもが小学生になり、兄弟2人で電車に乗っておばあちゃんの家に遊びに行ったという。
知り合い曰く、下の子よりも上の子の方が緊張していたらしい。
それを聞いて、私が小学生の時に弟と2人で新幹線に乗って幼馴染の家に遊びに行った時のことを思い出した。
新幹線で1時間程度の距離。指定席に座って、ちょっとお菓子でも食べてたらあっという間に着く距離。ホームまでは親が送ってくれて、到着した駅の改札前で友達のお母さんが待っていてくれる。
至れり尽くせりの小旅行だけど、小学生にとっては大冒険だし、弟の面倒は私が見なくちゃ!みたいな責任感で、私はかなり緊張していた。
たぶん、そんな私を見て弟の方がしっかりしなきゃと思ったのか、「僕がお姉ちゃんを連れてきたよ」みたいな顔をして母親に報告していたのをうっすら覚えている。
新幹線の中でも、降りる駅を間違えちゃいけないと思って、ずっと電光掲示板を見つめている私の隣で、弟は涼しい顔してコナンを読んでいた。
だから、知り合いの上の子の緊張感がすごくよく分かる。小さいながらも保護者になっちゃう長男長女が愛おしい。
長くて短い夏休みを楽しく有意義に過ごして、大人になった時に懐かしく思い出してほしいな。
あー夏休み。
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