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あの選択をしたから、今台湾にいます

私は今、台湾で会社員をしている。

きっかけは、日本以外の常識の中で生活してみたいと思ったからと、外国人として生きてみる経験をするのも悪くないと思ったから。なんとなくだけど、日本の常識しか知らないで生きていくより面白そうだと思ったのだ。

台湾を選んだ理由は、一度留学したことがあったから。留学中は貯金で生活し、語学学校に通って、空き時間は全部自由時間。なんだったら会社を辞めて留学してたので、学校に行く時間も含めて気分はロングバケーションである。

1年いたけど、海外生活というよりは毎日が海外旅行かなというくらいお気楽生活だったので、もう少しちゃんと暮らしてみよう、それならもう一度台湾に行こう。そう思った。

もともと、台湾には中国語の習得を目的に留学した。

その中国語を最初に勉強し始めたのは高校1年生の時。選択授業で中国語を履修できる学校だったので、入学前から中国語の授業を取ると決めていた。

なぜか中国語をやってみたくて授業を取ったけど、その時はここまで長く中国語に付き合うとは思ってもいなかった。

大学受験を前にまったく勉強しなかった私は、それでも入れる大学を何とか見つけ出し入学。どうにかして入学したのが中国語学部だった。

興味はあるしまあいっか、くらいの感覚で入学した周りもみんな滑り止めみたいなその学部で、中国語との長い付き合いが本格的に始まる。

とは言っても大学時代に身につけたのは基本的な読み書きと、簡単な旅行会話ができるくらいの語学力。卒業して最初の職場では時々中国語が役に立つ場面もあったけど、ずっと中途半端な語学力が気になっていた。

だから、会社を辞めてまで留学する気になったのだ。

今思えば、高校生の時に中国語の選択授業を取っていなかったら、大学で中国語学部に行っていなかったら、多分、台湾で働くことはなかったと思う。

付かず離れず、それでも完全に手放そうとは思わない距離にある好きなことをもう少し掘り下げてみようと思ってした留学が、ちょっとだけ今の私に影響してる。

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