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This War of Mine|ゲームの遺伝子解析記録vol.9

いつも『ゲームゲノム』をご覧いただき、ありがとうございます。第9回「自問自答〜This War of Mine〜」の制作を担当したディレクターの堀江と申します。本連載11月30日公開のnote(番外編②)に出ていた「下村陽子さんファン」と同一人物です。小さいころから信仰してきた方にお会いするとなると、感動で涙出ちゃいますよね…。

ところで、番組をご覧いただいたみなさん、メンタル…大丈夫でしょうか?私は毎回『ゲームゲノム』はリアルタイムで視聴しつつ、SNSのつぶやきを眺めるのが常なのですが、第7回「選択の重み~ライフ イズ ストレンジ(&2)~」の物語で「ストーリー、結構重たい…しんどい…」という声をいくつか見つけました。この方々が「This War of Mineの放送を見たらどうなっちゃうんだろう…心に傷を残さないだろうか…」と不安です。ご覧いただいた通り、本作はとても辛い舞台設定に、厳しいゲームシステム、悲惨なことばかり起きる物語です。途中“希望”が出てくるまでご覧いただき、本作が持つ光の部分までて面白いと感じていただけていれば良いのですが…。

そんなことを心配しつつ、きっとこのnoteを観て下さっている方はなにかを感じていただけたのでは、と信じております。この記事では、なぜ今回の『ゲームゲノム』で「This War of Mine」を題材に制作するに至ったのか、といった経緯や番組が完成するまでの裏話などをお話しできればと思います。

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今回取り上げた「This War of Mine」はポーランド発の戦争シミュレーションゲームです。後述しますが、おそらく皆さんが想像する“戦争ゲーム”とは、相当かけ離れている作品だと思います。それは番組作りでも大きく影響しました。
 
さて、番組をご覧いただいたみなさんの中に「何かいつもの『ゲームゲノム』と違う…」と思った方いらっしゃるでしょうか。実際、かなりこれまでとは違う部分があります。たとえば…

  • ゲーム自体が日本においてマイナーな海外のインディー作品であること

  • 番組冒頭がゲームの映像で始まらず、しばらく戦争にまつわる実写映像が続くこと

  • 海外ロケを敢行したこと

  • スタジオが暗いこと(いつもに比べて照明が、です。でも素敵すてきな雰囲気になったと思ってます。)

などなど…。

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そう、今回は娯楽的な楽しさや親しみのあるようなゲームとは違い、そもそも作品そのものが持つテーマが“超重い”。それでも…いや、だからこそ、そのヘビーさが視聴者の胸に刺さる『ゲームゲノム』を目指しました。日本でもマイナーで、スマートフォン版やSwitch版も出ているもののプレイした方の多くはPCでしょう。そんな作品をなぜ取り上げるに至ったのか、まずはその過程をお話していきます。

報道番組×ゲームゲノム

実はわたくし、普段ふだんは報道番組やニュースの制作を担当しておりまして、今回参加したディレクターの中では唯一の“報道畑”の人間です。報道といえば、ニュースはもちろん、たとえばコロナの感染拡大に伴う特番など、“今”話題の事象を深く丁寧に取り扱い、正確に伝える役割を担います。

(NHKの内側の話で恐縮ですが…)一方、報道と対をなすのが「制作」というセクションでして、こちらは例えば大河や朝ドラ、『ダーウィンがきた』などの自然番組、『ドキュメント72時間』などのドキュメタリー、他にも歴史番組や音楽番組などなど「今(すぐ)」にこだわらず“普遍的なこと”を深く丁寧に伝える番組、という差があります(すごく大まかな分け方です)。『ゲームゲノム』は、この「制作」セクションの番組ということになるわけです。

そして、個人的に面白いと思う番組は「いま」と「普遍性」両方がそろった番組です。今起きていること=多くの人にとって今関心のある事柄であり、かつその事象を深く掘り下げることで観る方にとって何かを考えるヒントになる────たとえば私が好きな『100分de名著』(Eテレ)のような、過去の偉人の知恵を現代の目線でひも解くことで、「いま」気になる事柄について考えるヒントが欲しい時、歴史の風雪に耐えるほどに「普遍的」な考え方や思想を教えてくれる―いわゆる“教養番組”が、個人的にたまらなく好きなのです。

さて、いずれそんな番組を作りたい、そう志し2016年にNHKに入った私ですが、人事の采配で思いがけず初任地の仙台局で報道番組を作ることになります。右も左も分からぬままニュースの企画や中継、特に東日本大震災に関する番組や、コロナ関連の特番の制作を担当し、「いま」目の前にあることを追う中で、しばらく「教養」への思いは吹き飛んでおりました。

それから6年の月日が過ぎた2022年3月、仙台局から東京・首都圏局に異動し、何か番組の提案をしなければと考えた矢先に飛び込んできたのが『ゲームゲノム』の提案募集でした。「ゲームを文化として捉える教養番組…これは『100分de名著』ならぬ『30分de名ゲーム』なのでは?」と面白みを感じ、企画を書き始めます。

このとき考えたのが、報道番組にいる私だからこそ出せる『ゲームゲノム』は何なのか、という問いです。

これまで自身のゲノムとなっている作品は数多くありまして、たとえば小学生のとき全クリした「キングダムハーツ2」、中高で友人と時間を溶かした「モンスターハンターポータブル2ndG」、大学で先輩と夜通しプレイした「地球防衛軍2」、まさに究極の達成感と啓もうを与えてくれた「Bloodborne」…。

名作は数多あまたあるものの「今」、自分が取り上げるべきテーマは何なのだろうか。そこで脳裏に浮かんだのが、「This War of Mine」でした。当時プレイして衝撃を受けた記憶を思い出し提案企画書につづりました。その一部を引用します。

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小学生の教科書から始まり、その後訪れた沖縄や広島、長崎など悲劇の現場への修学旅行、テレビなどで幾度も伝えられてきた“戦争”に、私は「悲惨だな」と感じる一方で、他人ひと事のような距離感を感じていた。このゲームを通じて、戦時下で迫られる選択の残酷さや、胸が苦しくなるような罪悪感といった、戦争が引き起こす体験、それに伴う感情を「自分のもの」として得ることができた。(中略)
喜びと絶望が入り混じるような感情を得る一連の経験は「私の戦争体験」であり、このゲームを経て初めて得られたものだった。番組では、This War of mineを通じて「体験するメディア」としてのゲームについて考えたい。

本作をプレイして得たのは、報道番組を見る時いつも感じていた「本当に伝わっているのだろうか」という感覚を、ゲームという形であれば伝えられる、というある種の天啓でした。この感動を伝えることで、いままさに起きている戦争の最中さなかにいる人に思いを寄せ、また戦争を少し身近に感じるきっかけになるかもしれない。そんな思いを提案で伝えたところ、平元総合ディレクターや石塚プロデューサーの目に留まり、今回の制作が始まりました。

“自問自答”の番組作り

本作はいわゆる戦争シミュレーションゲームですが、とにかく異色。内紛によって、いつ終わるとも知れない戦時下となった架空の街・ポゴレン。その戦時下、命からがら廃屋に逃げ込んだ3人の民間人が主人公です。戦争ゲームですが、戦う相手は兵士ではなく、飢えや病、そして絶望―。

ゲーム画像 一般市民を操作

昼の「生活パート」では物資を使ってベッドなど生活に必要なものを整え、夜の「探索パート」では拠点となる廃屋から別の場所へ移動し、物資や食料を探します。サバイバル、といえばそうなのですが、自分が操作する3人以外の人々も生き残るのに必死。時には他人の物資を盗まざるを得ない状況に陥ったり、襲ってくる市民や兵士を相手に“対処”しなければいけない場面もあります。冒頭にも書きましたが、そんなわけでとにかくうつ々としたゲームであることは間違いありません。そんな本作の『ゲームゲノム』を紐解こうとした制作期間の中では、今回番組で掲げたテーマにもある「自問自答」を幾度も繰り返すことになりました。

まず、ずばり見せ方。どんなゲームなのかを臨場感=リアルさを持って伝えることに苦心しました。この作品には決まったストーリーはなく、たとえば途中で全キャラクターが死亡することもあります。まさに「私の戦争(War of Mine)」を体験する本作をどう紹介するかは悩ましいことでした。「始め3人だったキャラクターが、1人だけ生き残り終戦を迎えるモヤモヤとしたエンディング」も「3人とも生き残れず、終戦を迎えることなくゲームオーバーになる」ことすらも、本作が投げかけているゲーム体験でもあるのです。

ゲーム画像 自問自答

その時振り返ったのが、最初にプレイした際の思い出です。私、ゲームは好きですが得意かというと怪しく、特に戦略的・効率的な作業というのが大の苦手です。同時に、あまりゲームの中でも悪いことはできないタイプのため、盗むことも辛いし他人を傷つけたくもない…。その結果、操作するキャラクター3人は苦境に陥り、死を迎え、他の面々でなんとか生き残った…。自身が辿たどった軌跡をそのまま落とし込むことにしたのです。番組で語られる悲惨な物語、自分でやってみると余計に辛いですし、自分の努力次第で結末を変えることもできます。本当に人によってかなり違う体験になりますので、ぜひプレイしてみることをおすすめします。

もう一つ、頭を悩ませたのが象徴的なゲームの場面を再現するロケです。たとえば収録でMCの三浦大知さんが印象に残っていたと語った、子ども2人が薬を求め訪れるシーン。体調を崩した親のために危険な戦闘地域をかいくぐり、プレイヤーのもとに来たことは想像に難くありません。

しかし、三浦さんはそのとき求められた薬を持っていなかったそうで、「探しておくから今度また来て」という答えを出したのです。しかし、薬はなかなか見つからず、いつしか2人は来なくなってしまう…そしてその理由は語られないため、ショックを受けたというプレイ体験を話してくれました。私は「たしかに子どもが来たことあったなぁ」と思い、再現しようとプレイしてみるも………………………………待てど暮らせど来ない。なぜなら彼らはランダムで訪れる仕様だから。そして、子どもを待つ間は、撮影用、と割り切ってキャラクターを放置してひたすら日々を繰り返していくこともできます。しかしそうすると3人は飢え、ケガをし、病気になり、とても辛そうに嘆きます。彼らを助けることは限られた編集期間の中、全くもって効率的ではない、しかし助けたくなってしまう…そんなことを繰り返しているうちに膨れあがる映像素材、そして更ける夜…。感情移入してしまうゲームだからこその悩みですが、この点が一番困った部分でした。でも、その悩みに向き合い続けることで、なんとか子どものシーンを撮ることができました。

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こうした困難があった一方、もちろん喜びや発見も山ほどありました。
まず、ポーランドロケ。実は初めての海外取材で緊張していたのですが、本作を手掛けた制作会社11 bit studiosは快く引き受け、現地でも温かく迎えてくれました。また、現地取材を依頼したコーディネーターさんもウクライナ情勢の取材もある中、時間を割いて下さりました。取材を重ね「This War of Mine」で授業をする教員にコンタクトを取れた瞬間は、感動もひとしおでしたし、今隣国に戦争が起きている国にいく、という緊張感は自分の番組にかける姿勢を正してくれたようにも感じます。

画像 コメント 戦争は悪だ と示したかった

また、NHKの積み重ねてきた歴史に驚くこともありました。それが、『映像の世紀』などでも用いられた第二次世界大戦時の映像をはじめとする、これまでNHKが集めた貴重な資料映像の数々です。先人たちが探しだし、著作権者と交渉もして入手した、NHK随一の財産でもあるこれらの映像群を通して、過去に血の通った我々と同じ「人」がいたことを感じていただけたのではないかと思います。

画像 資料映像

そして、スタジオ収録。海外ロケや厳しい編集期間を乗り越えて制作したVTRを受け、MCの三浦大知さん、インディーゲームに精通している結さん、ゲームジャーナリストの徳岡正肇さんは、それぞれの言葉で―しかし私が伝えたいと感じたメッセージを、想像を超える知識と経験をフル活用し、実感のこもった言葉で語って下さいました。

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スタジオこぼれ話

私が感動したスタジオ収録で語られながら、惜しむらくも本編に入りきらなかった事柄もたくさんあります。なぜなら『ゲームゲノム』はどの回もスタジオ収録が盛り上がることが多く、収まりきらない分量を収録しているから…。せっかくなのでこぼれ話をご紹介できればと。

実は本番組、「This War of Mine」のような “非現実を見つめるうちに、現実を見つめるゲーム”として他のゲームを紹介するパートを盛り込む予定でした(尺の関係上、入りきらなかったのですが…)。戦争に限らず、現実を見つめ考えるきっかけになるゲームは他にもあるし、それほどまでにゲーム文化は発展してきたんだ、ということを伝えたかったのです。

たとえば、「ヘッドライナー:ノヴィニュース」。こちらは政情不安定な架空の国・ノヴィスタンで絶大な影響力を誇るメディアの編集長となり、記事の採択を任されるゲームです。遺伝子組み換え食品について、肯定的な記事を書くか否定的な記事を書くか。移民や他国への政策に対して現政権を批判するか否か、などなど。賛否分かれる話題の中で自分が選んだ選択肢によって、国民の生活は大きく変わっていきます。メディアの編集長という普段なれない立場で物事を考えるゲームならではの体験を通して「メディアリテラシー」を考える本作。「This War of Mine」と同じように、大学の授業で使用された実績があるそうです。特にマスメディアに身を置く自分にとっては、報道が持つ力とそれを扱う者の姿勢や責任を鋭く突き付けられました。

徳岡さんいわく、こうした社会派のゲームは増えているそうで、ゲームエンジンの発展がその要因とのこと。

みなさんがよくご存じの有名なゲームだったりすると、それこそ2年かけて、500人くらいのチームがずっと頑張って仕事するとか、当たり前だった。そんな中、ゲームエンジンという、非常に高性能な、ゲームを作るのを助けてくれるツールが出てきまして。これを使うと、比較的簡単にゲームが作れるようになった。それで、3人とか4人とか、下手したら1人とかで作れちゃうんですね。そうなると、「このゲームを作らないと僕はダメになっちゃう」というようなものすごい情熱を持った人たちがゲームを作るようになってくる。そういった中で、作り手の強い思いというものを前面に押し出したゲームが作りやすくなりましたので、必然的にそういった社会問題などにも向き合ったゲームの数は増えてきています。

画像 ゲームジャーナリスト 徳岡正肇

そんなゲームジャーナリストとしての知見を深く持つ徳岡さんですが、実はゲーム制作にも携わっています。放送後のインタビューでおっしゃっていた言葉が印象的でした。

日本で取材をするとゲームに対しての偏見はまだ強く、「ゲーム」という言葉が出るだけで頭ごなしに否定される仕事も少なくありません。こうした中、NHKがこのような形でゲームを文化として取り上げることは非常に大きな価値があると感じます。
本作がポーランドにおいてゲームへの見方を変えたように、日本にとっての「This War of Mine」を作らねば、と気持ちを新たにする機会ともなりました。

クリエイターの重要さはさることながら、こうした仕事をするメディアの方には本当に頭が下がります。数多あるインディーゲームという大海に光る一粒のダイヤモンドのような作品に光を当てる方がいてこそ、良い作品が良いものとして評価され、クリエイターが報われる。同じくメディアに立つ人が果たすべき役割や姿勢を学ばせてもらいました。

そして結さん。プレイヤーのかがみとも呼べるほど、ゲームをプレイした際の感動を伝える言葉を持っています。恐らく『ゲームゲノム』の中でも最も難しいスタジオだったのでは?と感じるほど重いテーマではありましたが、ご自身の言葉でその魅力を語って下さいました。惜しむらく放送に乗せることができなかったのですが、結さんのゲーム愛が伝わるのが、冬場に寒さをしのぐため、本を燃やすか燃やさないかで悩む場面について語った言葉です。

わたしがゲームのことを最も愛おしいって思う瞬間って、効率よりも自分の感情を優先させたくなった時なんですよ

画像 タレント 結

プレイヤーである結さんは、所持品であるその本を読んだことはないですし、キャラクターが生き残るステータスのことだけを考えれば“本を燃やして暖を取る”のは決して間違っていない答えです。ですが、本作を通して結さんは、キャラクターに感情移入し、その本に勇気をもらう情景に思いをせ、まさに「自分の感情を優先させた」結果、本を暖炉にくべない答えを出しました。良いゲームは、時に効率を忘れさせるほど自分の気持ちをわき上がらせるものなのだ、という言葉に強く共感しますし、その瞬間を味わえるときこそゲーム体験の醍醐味だいごみだと気づかせていただきました。

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私にとっての“平和”

これは偶然ですが、私自身が本作の“ゲームゲノム”を強く体験する機会がありました。制作期間中、小さい頃からずっと同じ屋根のもと暮らし、かわいがってくれた御年94歳の祖母が危篤の状態となったのです。これまで長い時間を過ごした人との別れを経験したことはあまりなく、中でも自分をかわいがってくれた祖母の存在は特別で、これまでの感謝を伝えねば、と病室に駆けつけました。

痛みに苦しむ祖母でしたが、私の存在に気づいてからは声も発し、感謝を忘れないこと、謙虚でいることを遺言のように教えてくれました。わたしはお世話になった相手に、別れを前にしたからこそこちらが恩返ししたいと感じ、しっかりと思いを伝えるかけがえのない時間を過ごすことができました。

幸運にも具合が少し落ち着いた祖母のもとを去り本作の制作に戻ると、ゲームの中ではありますが死は突然に訪れるものになります。操作キャラ3人の内1人が殺されてしまうと、残されたキャラクターは死の真相やその死にどんな意味があったのか。悼む間も無く、恐れと向き合いながら、憂うつを抱え時間が過ぎていきます。もし私に戦争がきっかけで人との別れが訪れたとしたら、感謝を伝える時間も、別れを惜しむ時間もないのか…。ゲームでも現実でも、その瞬間を楽しみ慈しむことはとても大切ですし、死を惜しむ時間があるのは平和だからだ、と気づかされた出来事でした。

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「ゲームなんかしてないで…」への反論

同世代の多くの人がこれまで幾度も言われたであろうこの言葉に対して、大人になったゲーム好きの皆さんはなんと答えますか?

架空の体験であるゲームで、しかも楽しいわけでもない本作をプレイする価値は何なのだろうか?プレイして、何が変わるのだろうか?そんな問いを突きつけられたら、私は「『ゲームゲノム』というテレビ番組があってね…」という答えを出します。そんな番組を目指したつもりですし、観れば納得してくれるのでは、と自負しています。
そして、ゲームの見え方が少し変わる体験がこの番組を通してできているとしたら、これほどうれしいことはありません。

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最後になりますが、謝辞を。
まず、このゲームを制作し快く協力して下さった11 bit studiosのみなさま。直接会って握手できた経験は、ゲームゲノムが自分に流れ込んだように感じてしまうほどアツいものでした。
また本作の価値を見出し、伝えてくださった日本のゲームメディアのみなさま。英語が達者ではない私と本作の出会いの場を与えてくれたのがゲームメディアでした。本番組が、ゲーム制作者、そしてゲームメディアのみなさまへの恩返しとなれば幸いです。
その他制作スタッフをはじめ数多くの関係者のみなさま、この場を借りてお礼申し上げます。
そして、何よりも番組をご覧いただいた視聴者の皆様、本当にありがとうございます。

最後の最後に…『ゲームゲノム』第1シーズン最終回となる次週(12/21放送予定)は、仙台局時代の後輩・高須ディレクターが担当しています。私も完成した本編をまだ見られていないのですが、実はスタジオの収録日が一緒で非常に面白いクロストークを生で見ることができました。絶対に面白いので、ぜひご視聴ください。

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ここまで長文にお付き合いくださりありがとうございました。来シーズンがあるかどうか、みなさまの応援にかかっています。「NHKプラス」や「NHKオンデマンド」でご視聴いただいたり、感想をお寄せいただけるとありがたいです。第9回、「自問自答~This War of Mine~」は2022年12月21日23時28分まで「NHKプラス」で見逃し配信中です。

ぜひ今後とも『ゲームゲノム』をよろしくお願いします。

画像 NHKプラス 見逃し配信のご案内

ディレクター 堀江凱生

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