恋せぬふたり制作日誌特別版 赤木アナが見た!「恋せぬふたり」
こんにちは!アナウンサーの赤木野々花です。
よるドラ「恋せぬふたり」、お楽しみいただいていますでしょうか?
PR 番組のナレーションを担当した私も、いまは一視聴者として、このドラマにはまっております!!
今日は、第4回までの一挙放送や本編放送再開前に、赤木が大好きなシーンを振り返りたいと思います!
ドラマの中で特に好きなのが、咲子と羽の会話のシーン。
2人が醸し出す雰囲気に、なんだか安心させられるのです。
なぜ、2人の会話は心地いいのだろう?と考えてみました。
個人的見解ですが、きっと、“2人は、これまで周囲に理解されないことが多かったからこそ相手の気持ちをちゃんとくみ取ろうと、丁寧に会話をしているから“じゃないかと思います。
例えば、第1回の最後、咲子が自分の気持ちを「自分語り」するところ。
羽が、咲子の言った言葉を、単語で繰り返すシーンがあります。
ここがたまりません。わかります?笑
相手の真意を理解しようと、ひとつひとつ言葉をかみしめているのかな?と思うと、優しさが伝わってきて、大好きなシーンです。そして2人だから理解できる感覚、悩みを共有した瞬間でもあるのかな、と感じます。
アナウンサーなので、「言葉を選ぶときの表情」「会話の間」なんかに特に注目してしまっているのかもしれません。2人の絶妙な距離感を、そうした空気から楽しんでいます。
あと、このドラマの登場人物、
“根はいい人ばかりだ”と思うのも、好きな理由です。
咲子の周りの人たちに悪意がまったくないことに、逆に胸をしめつけられるなぁと感じると同時に、「自分は無意識に誰かを傷つけてはいないのか」と自問させられます。
例えば、羽が咲子の家に挨拶に行った時、お母さんが咲子に言った言葉。
あぁお母さんは、咲子のことを心から思っているから、この言葉が出るんだよな…と思うと切なくなります。
咲子や羽はもちろん、咲子の家族も、カズくんも、会社の人も、根はいい人。そんな「根はいい人」が誰かを傷つけてしまうのは、「この人はきっと“こう”だから」「恋愛=幸せ、いいことだ」という固定観念を信じて疑わないからなのでしょうか。
だとしたら、「本当にその考えが唯一だっけ?ステレオタイプじゃないんだっけ?」と立ち止まらなければ、と強く感じさせられます。
また、意外と感情がわかりやすくて、柔軟な対応をする高橋羽も、見ていてほっこりします。一見どんな人間なのかわかりづらい羽ですが、実はとっても素直で、言葉にしなくてもそれがにじみ出るような方ですよね??
例えば、ポイントカードの特典を使うのを咲子が協力してくれるとわかり、うれしそうにうどんを踏んだり、スーパーでいきいき野菜を並べたりするシーン。思わず笑ってしまいました。こんな風に羽が日常を丁寧に生きているのをみて、なんの変哲もない日々だとしても、そうした小さな幸せを自分も見つけられたらすてきだなと思いました。
そもそも「恋愛感情抜きで家族になる」という提案を、その場で受け入れられる柔軟性もあり、合理的に考えているようで情に厚かったり、知れば知るほど味が出てくる…、なんだか“スルメ”のような魅力あるキャラクターだと思っています。目が離せません。
そして第4回から急きょはじまった、カズくんとの3人での共同生活!
カズくんは気持ちをストレートにぶつけ、それに淡々と対応する高橋から、本音が次々あふれ出てしまいます。
高橋が常々思っていることが、カズくんを通じて爆発しているような気がします。
そんな2人の口論のシーンでも、特に好きなのはこちら。
ここです!すぐにちゃんと謝ったところ!
あれだけ感情をあらわにした口論の後、自分の非を認め、しっかり謝ることができる。
意外と、大の大人がこれをするって難しいことじゃないかと思うのです。やっぱりこのドラマの登場人物は、人としてすてきな人が多い!と改めて思ったシーンでした。
そんなすてきな人たちに囲まれ、「悩みながらも咲子と羽が見つける幸せの形」。
一体どんなものだろうと、わくわくしています!第5回からもぜひぜひ一緒に楽しみましょう^^
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