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【4日目】閉店セールから東の果て(2024/08/20)

本日の行程

タウシュウベツ橋梁とは?(wikiより)

タウシュベツ川橋梁(タウシュベツがわきょうりょう)は、北海道上士幌町の糠平湖にある、旧国鉄士幌線(廃線)のコンクリート製アーチ橋である。名称に関しては「川」を省略しタウシュベツ橋梁と称されることもあるが、鉄道橋としての本来の正式名称ではなく、また上士幌町や保存会も正式名を継承している。よく晴れた風のない日に、湖面に橋が映ると眼鏡のように見える。またアーチ橋ということもあり、「めがね橋」の別名を持つ。古代ローマの水道橋遺跡を思わせるその姿は、周辺の景色とも調和しているとされる。第1回北海道遺産に選定された「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」の1つである

10回目くらい

ガーミンの振動で4時30分起床。既に夜は明けているものの雨が降っている模様。これから「タウシュウベツ橋梁早朝ツアー」に参加。動きやすい服装に着替えて、カメラを準備して出発。5時15分にツアーの集合場所である糠平温泉文化ホールに到着。ここで受付をして、ガイドセンターの車で現地に向かう。このツアーに参加するのは多分ツアーは10回目くらいのだと思う。

タウシュウベツ橋梁は、ぬかびら温泉郷から国道273号線を10キロ北上し、さらにそこから林道を4キロ進んだところにある。ちなみにこの林道はダートコースで、かつガードレールもないため以前は転落する車が多く、本格的な山の中のため携帯も通じないという壮絶ハードモードエリア。

現在進行形でクマがいる

という事で、ガイドセンターの車に揺られてタウシュウベツ橋梁に到着。毎年来ているが、確かに破損個所が以前より多くなっており、特に今年初めて6月に破損していた箇所が発見され、いよいよかという感じもした。しかし、この話は2013年くらいから「今年で見納めか?」と言われていたし、ガイドの方も「閉店セールみたいなものですよ」と笑っていた。

曇りのタウシュウベツ橋梁
2013年から崩落の記事

再出発

ツアーは2時間くらいで終わりカミシホロホテルにに戻る。ここのホテルの朝食は中々面白く、各部屋のポストに朝食が届けられ、到着すると部屋内のランプが点灯する。朝食を食べ、荷物を整理してチェックアウト時刻の10時にホテルを後にする。今日の宿は根室。かなり遠いが、逆に言うとそれだけみられる場所の選択肢が多いというものだ。

朝食が届くと点灯
パンが中々美味しい

摩周湖

上士幌から根室に行く方法はいくつかある。オーソドックスなのは、本別から道東自動車道経由で釧路を経由するルート。これが最短ルートではあるものの、別に最短を目指して旅をしている訳ではないので、これはパス。他にもいくつかはあるが、走っているうちにやたら天気もよくなってきたので、去年いけなかった摩周湖に寄ってみることとする。
足寄から弟子屈に向かう途中にどんどん天候が回復してくる。弟子屈付近で丁度昼食の時間。なぜか無性にそばが食べたくなり、国道241号線と391号線の交差点近くの蕎麦屋に入ることとする。味は、まあまあという感じか。そこから摩周湖第一展望台まで車で10分程度。車を止めて展望台に上がると、過去、何度か摩周湖に来た中では一番の綺麗な摩周湖を見る事ができた。

道東のチェーン店?福住の天ざる
摩周第一展望台が綺麗になっていた
摩周湖

釧路湿原

という事で、いい画も撮れたし根室に向かうこととする。現在地は摩周湖なので、北海道の東側にはいるものの、何せ根室は東の果てで、これからかなり走らないとならない。ここからコースは大きく2つ。標茶から別海、厚床経由で行く方法。もう1つが弟子屈から南下し釧路をかすめて厚岸、厚床経由で行く方法。前者は何もないコースをひたすら走る感があったので、後者する事にする。また、走っている途中で去年、曇りであまり映えなかった釧路湿原の事を思い出し、湿原を見るべく、釧路市立湿原展望台に寄ることとした。ここは有料施設でたしか500円くらいだった気がする。展望台というより資料館的な要素が多い感じか。肝心の展望台は屋上にあり登ってみたところ写真を撮るのも忘れるくらい残念な感じ完全に不完全燃焼。という事で、このままで腹の虫がおさまらんかったため、去年も行ったが35キロ先の細岡展望台に行く事に決める。細岡展望台は駐車場から歩いて5分くらいのところにある小さい展望台だが、釧路市立湿原展望台よりだいぶ見晴らしがよかった。ただ時間帯が悪かったせいで、思いっきりの逆光となってしまった。まぁ、摩周湖でいい画が撮れたので1勝1敗というところか。

細岡展望台より湿原を臨む

厚岸

細岡展望台を出たのが17時ちょい前。カーナビで調べると127キロで約2時間の行程。途中で休憩したり給油したりで、まぁ20時くらいには根室に着くだろうと予定する。実際、釧路は20代に1度レンタカーで走ったかどうかくらいの記憶しかないし、それより東は今回が初となる。ひたすら東に進む、いったんトイレ休憩と給油をして厚岸に到着。厚岸湖にかかる厚岸大橋を見たくて少しだけ寄り道をする。埠頭らしき場所で橋全体が撮影できる場所を確保して、おもいっきり引きで撮影して橋全体を画角に納める。この橋は時間ができたら土木ウォッチングに提供しよう。

厚岸大橋

国道44号線

厚岸大橋を撮影し、国道44号線をひたすら東に進み根室を目指す。進むのはいいのだが厚岸をすぎると道以外、ほぼ何もなくなる。しかも多くは湿地地帯で、ドラクエのフィールドみたいな感じだ。道内、色々なところに車で走ってはいるものの、道東の「何もなさ」は独特な感じがあり、例えば南富良野から占冠みたいな山の中の「何もなさ」とは全然雰囲気が違う。どちらも不安になるといえば不安になるのだが、国道44号線はドラクエフィールドが延々続くので「これでこの先、本当に町(根室)があるのか?」と著しく心配になる。日もすっかり暗くなり、あたりは反射板と、たまに来る対向車のヘッドライトしか見えない暗闇の世界。スライムとかドラキーが出てきても不思議ではない感じだ。厚岸を出て約1時間。温根沼大橋という大きな橋に出る。これが根室の入り口で、根室市街まであと約10キロという地点まで来たそして、自動車道専用道(無料)が整備されており、これに乗って10分で根室市街の入り口に到着した。

根室

分かっていた事とはいえ、根室はかなりコンパクトな町で、自動車道専用道を降りて5分も走れば中心街となる。ホテルも国道からすぐの場所にあり、ホテルは迷うことなく発見し車を止める。車を降りた瞬間に思ったのが寒い。ずっとTシャツ1枚で過ごししてきたが、車に積んでいたウエアを着こまないとさすがにキツイ。車の気温計を見ると16度。これは関東の気温の半分くらいだろう。20時くらいにチェックイン。荷物を部屋に置いてフロントで案内をもらい食事に出ることにする。が、しかし、これ地方都市によくある事だが、20時を過ぎると途端に営業している店が少なくなるという事。しかも今回はフロントで聞いたところ、多くの店が火曜日が定休日の店が多いそうで、さらに選択肢が減っていく事になる。根室の発祥の回転寿司屋まで定休日となっている。という事で、ホテルを中心に静まりかえった根室の街を徘徊する。Google Mapで調べた店に行くと、すでに閉店になっている店が多いのも地方都市のよくあること。根室駅付近も適当な店はなく、友人P君から聞いていた「お通しにカニが出てくる」駅前札幌ラーメンは看板はついているものの営業はしていない。

根室駅前の駅前札幌ラーメン

いったん駅から後にして港の方まで行き焼肉屋を発見。明日は北見だったので、北見で焼肉と思っていたのだが、やむを得ない。今夜は1人焼肉とする。もとより最優先事項は腹を満たすという事で、味については普通すぎてそれ以上でもそれ以下でもないといったところか。

ようやく空いている焼肉屋発見

4日目終了

焼肉屋から戻る道すがらもほとんど人気のない道を戻った感じがする。ホテルの部屋に戻ったのは22時くらい。例によって業務用PCで炎上案件がないかチェックして、撮影した写真の取り込み作業をする。それから風呂に入りニュースを見て就寝。たぶん0時くらいだったと思う。スマホで今日の走行ログを見ると409キロ。たしかによく走ったな。

走行データ
走行距離 409km/1140km
平均速度 49.2km/h
平均燃費 27.6km/L

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