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仕事納めに思う【一年の仕事を振り返る】

私どもの事務所は、本日が年内最終営業日です。12月29日から年始1月4日まで休日としております。

午前中にあいさつ回りを済ませ、午後は接客や打ち合わせが続き、最終日らしい忙しさに対応いたしておりました。登記申請の件数も多く、今年一番多かったように思います。

とはいえ、一年間で見ると、会社としては昨年並みに推移しましたが、私個人は開業以来もっとも仕事が少ない年となりました。量は少ないものの、ひとつひとつが重く、困難なご依頼が目立ちました。不動産の仕事の中でも、相続の仕事が割合に多く、調査に時間のかかるものや、裁判手続を利用しなければ解決が難しいものも数多くありました。

さて、最近では、法務局で相談をしながら不動産の名義変更を自分でしようとされる方もありますが、関係者の数が少なく、自分で何度も法務局に出向くことができる方ならできるでしょう。しかし、法務局では、具体的な助言をしてくれることはなく、書類を代わりに作ってくれません。相続をとってみても、不動産以外の他の遺産のことや、次のことまで考えてどのように名義を変えたらいいのかなどは触れられませんし、これこそ専門家の守備範囲です。

簡単なことは自分で、難しいことは専門家に、という役割分担の傾向は引き続くものでしょう。私たちとしてできることは、専門的な能力を早く確実に習得して、スキルをサービス化し、これを適時に発信し続けることに尽きます。

また、ビジネスの流行り廃りの入れ替わりが早い時代に、ひとつのことに時間をかけ過ぎるのはリスクであり、掘り下げすぎず、多芸多才になっていくほうが生き残りやすいのではないかとも考えています。

今年、いくつか試してきたことが、来年にはしっかりと事業として始められることを期待して、年末の所感といたします。社内の事務仕事は山積みですが、頃合いをみてゆっくりやっていきます。

では、一年間お仕事お疲れさまでした。

ぜひ、私の活動にご支援ください。より多くの方に優良なコンテンツをお届けするため、全力を尽くしてまいります。