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ひとつやると、ひとつ忘れる、忘れないようにするには

一昨日のお昼ごはん、先週炎上していたネットニュース、昨年の流行語大賞、どれもこれもほとんど覚えていないでしょう。

人の記憶はアテにならないもので、自分にとって都合の良いところだけを誇張して理解して記憶していると思われる場面にあった経験は誰にでもあります。それでもなお、記録に留めることなく記憶や経験に頼ってしまい、同じことを繰り返してしまいます。

忘れることで、前に進めるのはヒトの脳のよくできたところだと思います。感情として、覚えていたくないこともありますからね。

ところで、人と人との約束事は、書面に残しておきたいものです。

人間関係が良好だからこそ、書き残すべきです。あげますもらいます、貸します借ります、なにをお願いしてお願いされたのか、概して紛争になるのは人間関係がこじれたときです。約束が違うと言ったところで、証拠がなければ話し合いにもなりません。

あるいは、当事者が代替わりしてしまえば、過去にどのような約束をしていたのか誰にもわかりません。借りたものがいつの間にかもらったものに、預かったものではなく元から自分のものであったとの主張に、都合よく頭の記憶が書き換えられてしまうのです。

法律専門職の仕事として真実を探求しますが、神通力を使って正しい記憶を見つけ出すことはできません。言い分を通すためには、証明をしなければなりません。こちらが正しいと言うにも、相手が嘘をついていると言うにも、証拠がなければ単なる与太話となってしまうこともあるわけです。

大事なことは、書き残しておきましょう。約束事を書き残すためのお手伝いをしています。私どもに、おまかせください。

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