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{読書感想短歌*119}山田宗睦ほか 『耳は何のためにあるか』

その声が震わす世界のはしっこで僕もツイスト&シャウトしている

sonokoega furuwasu sekaino hasikkode bokumo Twist And Shout siteiru

〈耳〉関連の寄稿を、機能や哲学から補聴器の歴史まで、ごちゃまぜにしておもしろ読みものにした本。1989年の発行で、〈機械に耳の代わりをさせて、人間の曖昧な発語を認識させることは困難である〉ていうようなことも書かれていて、そこからわずか三十年ちょいで、OK Googleとか、アレクサ電気つけてとかの世界にいるんだなと思うとややこうふんする。

※ななんとこの本には尾藤イサオの短いエッセイが載っているのだ!(←それで読んだのね。)耳についてというよりは、音と演技と音楽とについて、自分の人生と絡めて書いてる(きゃわ!)。というわけで、ちょっと見ビートルズ?と見せかけて実は尾藤イサオ讃歌です。内田裕也さんと一緒に歌ってるツイスト&シャウトが、気をうしなえるレベルですきなのです。

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