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{読書感想短歌*139}カレン・ヘス 『ビリー・ジョーの大地』

音楽という名のドラゴン 手負いのまま 炎のようにピアノを吐く娘

ongakutoiunano dragon teoinomama honoonoyouni piano wo haku ko

主人公の一人称で書かれた詩が集まって、全体でひとつの小説になっている、カッコイイ児童書。詩人の伊藤比呂美さんの訳がみずみずしくて素敵で、それもそのはず、当時ティーンエイジャーだった娘さんに下訳をしてもらったんだとか。

※ビリー・ジョー(男名前だけど、女の子)の身の上に起こることはかなりかなりハードで、きりきりと胸が痛んだ末に、読み手もいっしょに立ち直り、再生する、かんじ。


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