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{読書感想短歌*1} ジャック・ベネット『ラッキー・ドラゴン号の航海』
生ききった たしかに生きた人にだけ渡れる海があって 穢土、浄土
ikikitta tasikani ikita hitonidake watareru umiga atte edo, joudo
ベトナム戦争終戦直後、再教育のために引き離されそうになったベトナム人の一家が、ボロボロの木造船に運命を託して亡命しようとする物語。航海の頼りは、息子が学校で習った理科や社会の知識ってとこがカッコいい。
※過酷な船旅の中で、生きるために強くなる者も、希望をなくして萎んでしまう者もいて。その強さも、その弱さも、どちらも人の美しいところだと、おもう。
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