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{読書感想短歌*114}恩田陸 『ブラック・ベルベット』

雑踏にいつか見た影 三歩追い立ち止まる あれはあの日のわたし

zattouni ituka mita kage sanpo oi tatidomaru arewa anohino watasi

「MAZE」「クレオパトラの夢」に続くシリーズ第3弾…らしい。途中から読んじゃった系ではなくて、前作読んでるのにぜんぜん思い出せないやつ。…なので結局遡って読むのでしょう、エンドレスかな。主人公は頭脳明晰で、身体能力も高いバイセクシャルのイケメンなのだけど、人生の戦略として「オネェ言葉」を採用しているので語り口超マイルド。すき。

※恩田陸作品て、最後まで読んでみないとミステリなのかSFなのかホラーなのかわからない場合があって、そのもやっとした感じもけっこうすき。

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