{読書感想短歌*85}ジェフ・アボット 『図書館の親子』
親も子も互いを選べぬままで似て ファミリーツリーの木漏れ日眩し
oyamo komo tagaiwo erabenu mamade nite famiriituriino komorebi mabusi
姉と甥を捨てた男が町に戻って来ちゃって、プンスカぎみの図書館長ジョーディくん。誰かに裏切られたとおもうと「そこまで言わんでも…」てくらいキツい言葉で相手を責めるのはシリーズ通してなんだけど、毎度きちんと反省もし、できる範囲で赦しもするのがジョーディのかわいいとこだとおもうな。あと、だんだん図書館にいる時間が短くなってるので、シリーズぽく揃えてる邦題がそろそろ苦しいね。
※何組かの親子が登場して、それぞれ愛し合ってたり問題を抱えてたり。似てれば似てるでぶつかるし、あんまり似てないとわかり合うのがたいへんだったり。親子ってふしぎです。
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