{読書感想短歌*49}恩田陸 『夜の底は柔らかな幻』
標的を/狙う/なんて その閉じられた片目分視野を狭めてんだよ
hyoutekiwo / nerau / nante sono tozirareta katamebun siyawo sebametendayo
パラレル土佐を舞台にした、和風超能力バトル。ちょっとアニメっぽいというか、情報過多なまでのキャラクターの立ち方がステキ。
※敵役の、隻眼の超能力者が、すっげぇカッコイイんだけれど。怒りとか怨みにとわられていると、他のものが見えにくくなるよね、と思わされる人物でもあった。SNSとかでも、〈何かに狙いを定めてる〉ときって、銃で照準合わせてるみたいに、片目つぶっちゃってるんじゃないかな、っておもったよ。こころの視野のはなしだけどね。
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