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{読書感想短歌*53}メアリー・ノートン 『野に出た小人たち』

越えた野も渡った川も 今朝きみに言う 「おはよう!」 に向けて伸びてた

koeta nomo watatta kawamo kesa kimini iu "ohayou!" ni mukete nobiteta

〈床下の小人たち〉のラストのモヤっと感をずっと抱えていたので、続編あるんじゃん!と知ったときはかなり嬉しかった。小学生時代ぶりのスッキリ。

※ポッド(アリエッティのおとうさん)とホミリー(同おかあさん)の、文句や愚痴を言い合いながらも、根本的なところでお互いをリスペクトしている関係がすごくいいなとおもう。とくに、ポッドがアリエッティに「あんたの母親はすばらしいひとだ!」ってたびたび言うのがステキで、にんげんのおとうさんたちもかくあれかしとおもうのだった。


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