通いたくなるお店
「あっ。こんにちは。今日はいいお天気ですね。いつもありがとうございます」
大判焼きを何度か買った。白山比咩神社表参道にあるお店「おもてや」
会話した訳ではないがどうやら顔を覚えてくれたらしい。相手と距離が近くなった瞬間。また買いに来たいと思ってしまう。
「いらっしゃいませ。元気?」
「今日は休みか?」
友達から教えてもらったインドカレーのお店「マハク」すぐに1番好きな店になった。
私のお気に入りはBランチ1,030円。サラダ、ターメリックライス、ナン。10種類のカレーから2つ選べる。「キーマと卵」「鶏肉ミンチボール」にハマっている。味はもちろん美味しい。それよりも温かい言葉を使う店員さんが好きだ。
ナンを焼く。配膳作業。お客さんを見て声をかける。1人1人に気遣う姿。仕事内容をカウンターから見ているのが楽しい。
お会計時には1人1人に「ありがと」と声をかけている。
文字では表せない何とも言えない発音。温かい音の「ありがと」を見て元気を貰っている。
前回インドについて質問、話しかけた事から覚えてくれるようになった。
「辛さは大丈夫か?」
「ありがとう。美味しかった」
「何年くらいやっているんですか?」
「全部で30年くらい」
「ごちそうさま。美味しかった」
「ありがと。また来てね」
「また来ます」
普通の会話。
でも私にとっては大切な時間。
文字では伝わらない音。
店員さんが作るお店の雰囲気。
もちろん味も大切。
それよりも私は人が好きなのだ。
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