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【前編】インターン卒業レポート:中村萌音「私にとってのJVCは、優しい笑顔の裏に、諦めない強さを感じる人たちの集まり」

みなさん、こんにちは!元JVCインターン生の中村萌音です。
インターンを1年ちょっと続けた私は、卒業と就職という節目を迎えました。
新たなステージに進むために、JVCへの思いや学んできたことを書きおさめたいと思います!
長くなってしまいましたが、さらっと軽い気持ちで読んでください😇

海の向こうで起こる戦争に対して、どう行動を取るか

私がインターンをしてきた2023年1月〜2024年3月の間に、残念ながらスーダン、パレスチナで戦争が起きました。イエメンでは「世界最悪の人道危機」も続いています。
 広報という立場で、現地の写真や動画を見たり、出張報告などを聞きながら、私はまず戦争下のNGOの動きを知りました。有事の際には疲労を抱えながらも必死に動き続けるスタッフの方々を間近で見ました。そして、状況が改善しないことへのやるせなさや、段々と時間が経ち、戦争やそれに影響される人々の厳しい生活が日本の中でどんどん注目を失っていく現実を肌で感じました。
無力感を感じるとともに、時間とともに忘れられていくことへの危機感を強く感じました。

 そして、JVCのインターン生として特徴的だったと感じる二つの仕事が、この無力感や危機感を何か行動に移したいと強く感じる出来事になりました。
それはOSAの院内集会への参加と、コリア事業のお手伝いです。どちらも戦争を起こさないための根本の取り組みの大切さを実感しました。戦争への意識が足りていなかった私は、日本の税金が"同志国"への軍事支援や武器供与にまで使われるという事実と、現地で人々の支援に人生をかけてきたNGOの人たちが外務省に対して上げる本気の声に圧倒されました。

院内集会の様子

・院内集会感想レポート
https://www.ngo-jvc.net/activity/advocacy/221_iinnaishuukai.html

また、"北朝鮮"へのイメージがメディアの情報のみに偏り、無意識に偏見を持っていた私に、コリア事業は問いを投げかけてくれました。国同士の情勢が悪くても、日朝の学生交流が行われ、平和について考える若い人々がいることを知りました。"北朝鮮"の学生は怖いというイメージは覆され、同年代である親近感、むしろ自分よりも政治に対しての意見をしっかりと持っていることへの尊敬が生まれました。
原爆を経験した日本人として、戦争の抑止に取り組む責任感があります。今は身近ではないからこそ、想像しなければ、知る必要があることに手を伸ばさなければ、何もできません。
そんな人たちにとにかく活動がある事実だけでも届けたい、その思いを持って行動していきたいと思います。

コリア事業の一つ、ともだち展お手伝い

・月刊JVCコリア回視聴レポート
https://www.ngo-jvc.net/activity/report/korea_gekkan_jvc_report.html 

戦争地域の人々への支援と、戦争を起こさないための根本の取り組み。両輪のJVCだからこそ、戦争の悲惨さを感じた次に、それを起こさないための取り組みがどんなに大切かが身に染みました。
他国の有事の際に私自身がすぐに行動を起こせなくても、広報としてまず危機感を広めていくことはできる。そしてそれが、無力感を乗り越えて、やるべきミッションの一つになりました。
そんな中作った動画をぜひ見てください(宣伝)

 後編はこちらから!


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