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Webメディア未経験だった僕がWebメディアを立ち上げるまで(前編)

受験業界的に(学校も)いよいよ新年度開講間近となりました。

新年度を迎える前のこのタイミングで、これまでの振り返りも兼ねて自分が運営しているWebメディアについて書き連ねてみようと思います。

立ち上げるまでの記録と、今思うこと。

時系列を追って書いていたら長くなったので、三回に分けます。
前編・中編・後編で。
でも全て同時公開。笑

前編の今回は、Webメディアを立ち上げるまでの記録です。

Educational Lounge

何度かnoteにも書いているように、現役の予備校講師を主とした学習情報発信を主としたwebメディア「Educational Lounge」を運営しています。

Educational Lounge自体は2018年の11月8日に公開し、現在では3年目に突入しました。
これまでの歩みの中で感じたことは、2周年を迎えた際に書いたので万が一興味があるという方がいらっしゃいましたらそちらを。
https://note.com/ngm517/n/ndf46f6e75b5c

Educational Loungeを立ち上げた理由

いろいろな場所で何度か書いていることではあるのですが、思いついたのは本当に偶然でした。

世界史講師の鈴木悠介先生と食事の約束をしていた日。
その日宿泊していたホテルを出発する数分前に、鈴木悠介先生がブログを更新した通知を受け取ったのがきっかけでした。

情報発信が今ほどは盛んではなかった当時。
それでも、多くの先生方が様々な場所で有益な情報を発信されており、そうした情報を一元化できたら役に立つのではないかと思ったわけです。

さらには、言葉を選ばずに言えば無茶苦茶な情報を提供している情報商材や、一度限りの自分の受験経験を絶対視して課金を誘導する情報なども散見され、様々なツールを通して多くの情報が濫立している印象がありました。

そんな状況下で、もし「ここに行けば信頼できる情報を得られる」という場所を作ることができれば、大きな意義があるのではないかと思ったのがEducational Lounge計画の第一歩でした。

Educational Loungeのコンセプト

その日のうちに鈴木悠介先生や、その会に合流してくださった進学塾Uineの細川先生に背中を押していただき、 Educational Loungeの計画がスタートしました。

この計画を形にするべく、より具体的に内容を詰めていくことに。
その中で浮かび上がった最初のコンセプトが次のようなもの。

・受験生が本当に信頼できる情報を発信する
・自信を持って勧められる情報だけを発信する
・予備校の垣根を越えて発信する
・学習指針は全て署名記事

このコンセプト自体は今でも変わっていません。
実際、寄稿してくださっている方々は塾・予備校・学校と、さまざまな場所で指導に当たっている方々ですし、その指導形態も映像・対面・集団・個別とさまざまです。

様々な事情から学校や塾や予備校に通えない受験生や、通ってはいるけれど本当にこの勉強で良いのか不安に思っている受験生にとって役立つ情報を提供する場、講師が普段は時間の関係で省略せざるを得ない情報を掲載する場……

さまざまなことを考え、企画を練っていきました。
そんな中で、常に念頭にあったのが、

受験生時代の自分が欲しかったものを作りたい

という思いでした。
「結局自分視点か!」と思われるかもしれませんが、それについてはもうおっしゃる通りですとしか言いようがありません。苦笑

当時の僕の認識では、同様のコンセプトのメディアはなかった(見つけられていないだけだったら申し訳なさの極み。というかそんな気がする。すみません。)ので、最初のイメージを作る上ではどうしても「自分が欲しかったもの」に向かっていくしかなかったんですね。

でも、後になっていろいろと勉強をしてみると、こういう視点自体はあながち間違っていなかったのだと判明したわけですが。

根本的な疑問

ある程度具体的なイメージが固まってきたころ、ふと一つの疑問が浮かんできました。

これ、需要あるの?

根本的な、余りに根本的な。

そもそも僕は、ブログや簡単なwebページは経験したことがあるものの、本格的なWebメディアの運営については全くの素人。
そんな人間にこんなことができるのかどうかも未知数でした。

勉強すれば良いけれど、普段の授業に支障をきたすのは本意ではない。
需要がないのであればその労力を割くべきではないのではないか。

そんな思いもありました。

そこで、Web関連企業を経営している友人に連絡を取り、この件について相談することに。

余談。
彼は中学生以来の友人なのですが、中学校は別、塾も別。
部活を通して知り合った(と思う)後、なんやかんやで親しくなり、今でも親しくしている稀有な存在でして。

中学生のときか高校生の時か(あやふや)、ふと将来の話になったんですね。
その時、彼は「塾をやりたい」僕は「IT関係に進みたい」と話していたのをなぜか鮮明に覚えています。彼が立ち上げたかった塾の名前も。笑

今となっては、彼がIT関連企業の経営、僕が塾の経営こそしていないものの、塾・予備校業界にいる。
不思議なものです。

そんな彼に相談を持ちかけてみたところ、「今すぐやるべきだ」と。
彼の力も借りながら、何とか形にしていこうと決意した一日でした。

中編へ続く。
https://note.com/ngm517/n/n22eed1f160e6


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