⚠一部欠損⚠
幼少期の記憶。誰かが僕に何かを言った。そして去っていった。他は知らない。だけどどんな顔してたかだけ少しだけど覚えてる。微笑んでた。僕はそれに恐怖を憶えた。
僕の記憶は一年前から。それ以前のことはあまり覚えていない。唯一はっきりと覚えているとすれば、名無しさんとの会話。僕の唯一の友達。今でも一緒にいる。
いつか思い出してしまう気がする。思い出してはいけない気がする。なのに思い出してみたいと思ってしまう。それを知ってしまった時、僕はどうなってしまうのか。少し楽しみだと思ってしまう僕は変だろうか?
「あの……あなた、前、何処かで……」
男性は振り返り僕の方を見る。
「あ、すみません。なんでしょうか?」
「い、いや……なんでも……」
何処かでお会いしませんでした?
僕の質問に答えることはなく、その男性は行ってしまった。あの記憶の中にいた人じゃないけど。でもほんとに、どっかで見たはずなんだけどな……。
<あとがき的なもの>
過去に書いた小説『名無しさん』の男の子が少し成長した頃の話。良ければ『名無しさん』もどうぞ。記憶のことは後どこかの作品でわかるようにします。
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