『さよなら、俺たち』を読んで〜男児の育児(これから)とジェンダー〜
皆さん、こんばんわ。
生物学的な性差(sex)という意味では、男児を産む予定となっているのですが、母子家庭・三姉妹という家庭で育った私にとって、男性は未知の領域です。
その未知の領域をこれから産み育てていくなんて!慌てました。
(三姉妹ということで、勝手に自分は女児を産むのだろうと思い込んでいたのです。)
知らないからこそ、気付かない内に育児中にジェンダー(生物学的な性差に付加された社会的・文化的性差)の押し付けをしてしまわないか?
重々気をつけたいと思い、知識を付けたいと思っているのです。
という所から、男性に関する書籍が気になる日々です。
少し前に『これからの男の子たちへ 「男らしさ」から自由になるためのレッスン(太田 啓子 (著))』を読み、著者ご自身のリアルな子育て経験から学ばせていただきました。
その中で対談のお相手として登場されていたのが、今読み進めている『さよなら、俺たち』の著者・清田隆之さん(桃山商事代表)です。
男性が感じてきた「男らしさ」に対する違和感、でも生活する環境の中で「男らしさ」に染まっていかざるを得ないことなど、ご自身の経験から語っていただいていて、私も「女らしさ」に反発したり迎合したりして揺れ動くように、この方(男性)もそうなのだと共感できる一冊です。
そうですね。
揺れ動く人であって欲しいなと思いました。
男児を産むのだと判った時に、驚いた自分と、同時にその事実に安心した自分が居ました。
なぜ安心したかと言うと「この子はこれから、性差別や性被害に苦しんだり、そこに大きな不安や恐怖を抱えて生きていかなくて良いんだ」と思ったからです。(もちろん男性も被害に遭うことはあるので、一概には言えませんが)
だからこそジェンダーを理解する努力をして、「男らしさ」が溢れる環境に身を置いたとしても、悩み揺れ動きながら、自分の考えを確立していける人に育っていって欲しいと思います。
そして私自身もふとした時にかけてしまうジェンダー・バイアスに気をつけて、子供と向き合っていこうと思っています。
では、また。
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