教室ではひとりで立ち向かう
教師は教室に行くと、基本的にひとりでいるのです。生徒は時に味方になってくれますが、それも教室の状況が良いときです。子どもはどこも無邪気なのは変わらず、学級崩壊するのは世の中のどの学校でも変わりないのです。若い教師がこの仕事に向いているか向いていないか、それは誰も決めることができませんが、どのような方でも自信を失います。よく見ると、学級(授業)崩壊してしまうのは、どのようなベテランでも起きることで、なかなか止めることができません。孤立するのです。
生活指導も見つめなおす
カレンはイギリスのイングランドで教師へのアドバイスをする専門家です。STEM教育のWebに投稿されたものです。
イギリスの学校の運営は日本と異なりますが、教室での先生の立ち振る舞いや生徒との関係は日本とあまり変わらなです。割と、礼儀正しいといえるかもしれないです。引き合いに出しては悪いのですが、アメリカの先生ように和気藹々でもないですし、気楽に先生を下の名前で呼ぶこともないです。イギリスでは苗字にMr. Mrs.の敬称もつけています。
そのようなイギリスの学校なので、当然学級崩壊も起きます。そこで、大勢の子供たちから寄せられる不規則な意見や問い、(侮辱ともとれる)つぶやきや叫び声に、毅然とした態度もとって、頑張っている人も多いです。
そのような教室なので、教師の置かれる立場や態度も一人の人間としてみてみると、わたしたちと似ていることわかり、共感してしまうからおもしろいです。
すべての人のヒントになる
ここで、衝撃的な文が目に入ります。
”私たちがコントロールできるのはたった一人の人間の行動だけであり、それは私たち自身であることを認識すること”
このブログからわかることは、すべての管理的な立場にある人にはヒントになります。いつも、授業で教師が感じる疲れや、迷いから起きる生活指導の気まずさや後悔も、これを読むと、もう一度やり直せる気がします。教師(管理者)が傷ついた心もすこし和らげることができるのです。読み終わると、カレンの講座に参加してみたくなります。しかし、ちょっと残念なのは、カレンが日本にはいないことかもしれないです。
カレンのブログから
カレン ホーンビー (Caren Hornby)