ワタシと“うつ”
みなさん、こんばんわ!
のぶおちゃん。です☺️
いつもは趣味のことばかり
書いているこのnoteですが、
たまには真面目に!(笑)
今回は唐突ではありますが
ワタシが過去に経験した
“うつ”について
お話ししていこうと思います。
時はさかのぼることおよそ4年前。
音楽の専門学校を卒業した
ワタシが選んだのは
就職の道でした。
やっているだけでお金がかかる
音楽。
それを10年以上も続けさせてくれた、
母を始めとする家族に
少しでも恩返ししたい、
そう思い、学校の授業や
レッスンの合間を縫って
必死に勉強しました。
その結果、
【公務員になる】という
最高の恩返しができたのです。
と、当時のワタシは
そう思っていました。
安定した職に就き、
安定したお給料を得る。
それこそが、
ここまで育ててくれた家族への
恩返し。
それがすべてだ、と。
ここから地獄が始まるとも知らずに。
4/1に入庁し、
まもなくそれはやってきました。
ワタシがたまたま配属されたその課は、
ちょうど春から夏にかけてが
仕事のピークでした。
新人への期待を込めてか、
割り当てられた担当の仕事が
多かったのですが、
その年の新人を集めて行う研修も
同時に行われたり、
不運(?)なことに
選挙も重なったり(3年目までの
新人たちが期日前投票などの
お手伝いを丸1日、2日以上行う)、
とにかく自分の仕事が全く進まず、
毎日毎日残業の日々。
夜ご飯もまともに食べられず、
ほぼ毎日ファストフードで
済ませていました。
そんなある日。
いつものように残業を終え
帰宅した夜22時すぎ。
日課になりつつあった
実家に暮らす母と電話をしていたとき。
なんだか大きな“不安”に襲われ、
突然ワタシは泣き出してしまいました。
当時、どうして急に泣き出したのか、
はっきりとは覚えていないのですが、
とにかく今の生活が苦しい、
そう思っていたのは確かです。
知らず知らずのうちに
自分を追い詰めていたんだと思います。
泣き出したワタシに、最初は母も
優しくことばをかけてくれました。
しかし、その日から
それはほぼ毎日のように続きました。
夜、家に帰って来て一人になると
なんとも言えない不安に襲われ、
泣きながら母に電話をかける。
九州から関東に出ていた当時のワタシには、
泣きついて頼れるほどの親戚も
友人もおらず、
普段仲のよい母に頼るしか
手段がありませんでした。
ただ、その頃学校に通う妹が
不登校になり、
それも重なってか、母は相当
ワタシからの電話に
うんざりしていたと思います。
そりゃ誰だって、ほぼ毎日
夜中に泣きながら電話かけてこられたら
かなりの迷惑ですよね(笑)💦
でも当時のワタシには
それしかなかったのです。
最初は優しいことばをかけてくれていた
母ですが、
それが続くようになると
当たり前ですが、
イライラして、強いことばで
ワタシを叱咤してくるようになりました。
母にしかすがれなかったワタシにとって、
それはさらに自分を追い込む要因と
なってしまいました。
それがしばらく続き、
いよいよワタシは
職場に出られなくなりました。
誤解のないように言っておきますが、
職場の方々は本当にみなさん優しく、
ただただワタシが言い出せずにいたのです。
仕事が終わらない。ツラい。
助けてください。
そのひとことが言えたら
どれだけ楽だったか。
朝6時に起きては
ベッドの中からお休み連絡をする。
そんな毎日が続きました。
すると、なんとか職場に行けたある日。
見かねた係長がワタシを呼び出し
わけを聞いてくれました。
ワタシはひとつずつ整理しながら、
色々なことが重なって、
今非常にツラい状態であることを、
途切れながらも、泣きながらも、
なんとか話すことができました。
係長は頷きながら
ただただ話を聞いてくれて
「よく勇気を持って話してくれたね」
と言ってくれました。
それから、職場にある
そこで働いている人たち専用の
カウンセリング室と
カウンセラーさんがいることを
教えてくれ、そこに話を繋いでくれました。
ワタシは勇気を持って
カウンセラーさんに会いに行き、
同じようにお話をしました。
カウンセラーさんは
「今までよく頑張っていたね。
もうムリはしなくていいし、
何かあったらここに相談しにきてね」
と優しく言ってくれました。
それだけでもだいぶワタシの心は
救われた気がしました。
すると、ワタシの状態をみて、
これは、と思ったのか、
カウンセラーさんから
専門の病院に行ってみるといい、と
言われ、
そこからワタシの病院探しが
始まります。。。
どうせすぐに見つかるだろうと、
たかをくくっていたワタシは、
とりあえず心療内科で有名な所を
探してみようと思い、ググりました。
案の定、関東ということもあってか
それなりに病院は見つかりましたが、
費用がかなりかかったり、
予約が1年以上取れない、もしくは
その時点で新規の受付を終了していたりと、
診察は容易に受けられるものでは
ありませんでした。
落胆したワタシでしたが、
とりあえず近場で探そうと、
またググりました。
すると何件かクリニックが見つかり、
とりあえずそのうちの1つに
行ってみることにしました。
受付を済ませて少し待って
診察室に行き、
先生と5分~10分くらい話をして
とりあえず検査のためにと
なぜか血も抜かれました。
全く意味が分からなかったのですが、
言われるままに大っ嫌いな採血をし、
特に悪いとこはなさそう、ということで
病院をあとにしました。
今こうやって書いてみても
まじで意味分かりません(笑)
特に何かが解決したり、
気持ちが晴れたりしたわけでもなく、
何のために診察代払ったの?
としか思いませんでした。
まあ、すぐ予約が取れた時点で
少し怪しむべきだったのかなと
今となっては思いますが💦
それから病院を探しては行き、
探しては行きの繰り返し。
4件ほどまわったところで、
ようやく
『今のあなたは“抑うつ状態”です。』
と診断されました。
ここまでくるのに本当に長かった。
このときのワタシは
とにかくホッとしました。
やはり今の自分は、いつもの自分とは
異なる状態にあるのだと。
この状態は自分のせいではないんだと、
この診断によって気づかされました。
結局、ゆっくり時間をかけて
休む必要があるとのことで、
休職を勧められましたが、
職場に確認したところ
入庁してすぐのためできず、
ワタシは半年を待たずして
この職場を退職することになりました。
今では、こうして過去のこととして
みなさんにお話できるのですが、
当時のワタシには毎日が地獄で
毎日のように“死にたい”と思っていました。
それから自閉スペクトラム症の
診断を受けるのはもっと後のことですが、
今考えると、
満員電車での通勤に
興味のもてない慣れない仕事、
集まっての新人研修に選挙のお手伝い、
繰り返される残業での心身の不健康。
本当に自分で自分を
追いつめてしかいなかった。
でもそんなワタシも
今は抑うつ状態から脱出し、
あの頃のように毎晩号泣、なんてことも
なくなりました。
それはまた後々、
気が向いたらお話しますね(笑)
ここまでけっこう長くなってしまいましたが
最後まで諦めずに読んでいただき
ありがとうございます(笑)
自分で全部しょいこむ必要もないし、
自分を追いつめる必要も
責める必要もない。
公務員はもちろん素晴らしい仕事だけど
決してそれがすべてではない。
ワタシのこの経験が、
少しでもみなさんのお役に立てますように。
それでは次の記事にも遊びにきてください!
以上、のぶおちゃん。でした!
☆ブログもやってます!
↓よかったらのぞいてやってください☺️
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