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BOYS
私は基本、男の子が好きだ。
時々、男の子に生まれてたらなあ、と思う時がある。
もちろん女の子にもいいところや素敵さは充分あるし、魅力的な性であるとは思っている。
だけど、男の子の素敵さの方により興味を引かれてしまっているところがある。
「男」という性の枠……概念…楽しみ……?のようなものに、どうしようもなく羨望してしまう。ずっとずっと昔の、小さい頃からそうだったと思う。
仲良くなりたい男の子がいたとする。
でも自分は、女の子はどうしても、その男の子を囲む男の子たちと比べて、同じレベルで仲良くなることはできない。
このことをとてももの哀しく感じていた。
たとえその子の彼女になったとしても、私の求めている関係性には近づけないような気がする。
彼女といってもそれは「男女」の距離が少し縮まるだけであって、「男の子と男の子」の距離感とは全く違うものであり、これには到底かなわない。
男の子と女の子が向き合ったとして、ほとんどの場合、完璧に腹を割りあえることはないんだろうし、どんなに仲良くなったとしても、お互いの間には見えない「線」が浮かび上がってくる。
それを決して踏み越えられはしないし、なんだかんだで私は女である立場をわきまえようとしてしまう。
そして向こうも、踏み越えてこようとはしない。
私が女性である限り、本当の意味で近づけることは一生ない。
そう思うと、とても悲しいし悔しい。
残念になる。
こんなものはきっとないものねだりなんだろう。
男の子からしてみれば、男どうしなんかそっけないもんだぜ!とか言うのかもしれないけど、それがまた良い。(笑)
男の子が集まっている様子を見るのも好きだ。
男の子たちが時々複数人で群がって、(きっと)くだらないようなことで大盛り上がりする、あの感じがとても光って見える。
あの瞬間の、あの男軍団の輪の周りには、なんとなく薄いシャボン玉の膜のようなものがかかっている。
不躾に近づくと途端に割れて台無しになってしまうような気がして、羨ましさを隠しながら、気づかれないように横目で眺めることしかできない。
あの中で生まれる笑顔は、どこで見るよりも本物の笑顔のように見えて、とても素敵に思える。
それに、私は女性として見られることを結構苦手としているところがあるから、男の子への憧れを加速させている気もする。
小学校から中学校に上がるタイミングの、自分の体の変化に戸惑うあの感じが、今の今までずっと続いている気がする。
本当に子供みたいだけど、みんながみんな、全く同じならいいのに、と割と本気でたまに思う。
だけどきっと違う。
女の子あっての男の子だし、男の子あっての女の子なんだろう。
どちらかが欠けても良くないから、やっぱり皆おんなじというわけにはいかない。
まあそうむなしく思ったところで着地点はないから、何をどうすることもできない。
アイデンティティの確立よ!がんばれ!
気持ちの持ちようで、性差の切なさとも共に歩いて行けるはずと信じています。
とりあえず自分がどうなりたいかということは置いておいて、
男の子ってなんだか素晴らしいよね!
ってことを言いたいだけのコーナーでした。
2022年はいい加減うらやむばかりでなく、色んなことへ活発に踏み込んでいこうと思います。
noteもそのひとつ……
きっとまた来年。
2021年12月28日 22:22
最近時計を見るとゾロ目がち。抹茶ラテすぐ喉かわく
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