従業員がうちの会社は生産性がないと嘆くのはお門違い、いいとこどりで会社を批判しても良いことは何もない

意識が高いのは結構なことかもしれませんが、最近のビジネス系の書籍などがいわゆる一般労働者に向けて書かれれているのに内容的には経営者のものが出ていることが多いと思います。

例えば下記のような書籍です。

疲れない働き方を定義したりするのは良いのですが

ボクとしては、この内容は一般従業員には当てはまらないもので、自身が経営者になったら、是非、こんな素晴らしい会社を作って頂ければと思います。

これを読んで、一般従業員がいいとこどりをすると、どの企業にも必要のない人になるとボクは思います。

ボクも腐っても経営者をしてきた中でわかることがあります。

外資系企業は割と人員を切ることが容易。かたや日本企業は雇用を一方的に切れない

外資系企業との雇用関係と、日本の雇用関係はかなり異なる点があって、外資系企業の生産性を高める系統の書籍の中身を本当に適用すると、かなりシンドイ競争を強いるものです。

しかし、激烈な競争の点は外資ではあたりまえであって、それをしても良い体系になっている人々の働き方が、「会社にこなくても、どこにいても結果さえ出ていればよい」ということなのです。

しかし、昨今ではこの激烈な競争の点は無視として「自由な働き方、生産性の高いやり方をしてくれる企業体制じゃないとダメだ。うちは時代遅れの会社だ」なんて文句を言っている間違った意識高い系の人々を見ることがあります。

生産性が高くないやり方をして、生産性がない従業員にでも、仕事を与えているのです。なぜなら、日本企業は簡単に従業員を解雇できないのです。

その労働法制の点は大きく影響があるところです。

生産性というのは結果が出ているということ、ビジネス書籍のいいとこどりで主張すると痛い目に合うのはあなた

生産性が高いって抽象的で、また、それを語っていると意識高い系になれるので好んで使う人が多いですが、数値化すると、その人自身は結果が伴っていない給与をもらうに値しない人も多いです。

ある日突然、企業が本当の意味で昨今のgoogle式生産性の高い仕事の方法みたいなものを取り入れたとしたら概ね下記のような感じになると思います。

「わかった君のいう通り生産性を重視するよ。で、キミの成果を見させてもらったところ、よもやマイナスだね。雇用契約は今月いっぱいだね。我が社にとって君を雇用し続けることに生産性はないからね」となる人がかなり多いと思います。

現在の日本企業では殆どこんなことはありませんが・・・

しかし、外資系企業のグーグルなどは、今年一年で成果がでなければ来年はまずいな・・・とかあるわけです。

大手生命保険会社、プルデンシャル生命もフルインセンティブで自由出社のような体制をとっています。それは以前からです。外資系の非常に自由な働き方ですね。

そりゃ傍目からは羨ましく見えるかもしれません。

しかし、熾烈な成果主義ですよ。

その人々の本当の成果主義の現場というのは、数字的な結果が出ていればどんな働き方でも良いと言っているだけで、生半可な意識高い系がちょっとビジネス雑魚本を読んで想像しているような良いものではないでしょう。

で、意識高い系の人で結果がでない際に次にいうのは

社会問題、人権問題にすげ変えていくという感じですね。こんな主張ですげ変えていく人で成功している人をボクは会社をやっていて見たことありません。

大抵が意識高い系の従業員です。

日本企業の意味ない仕事は生産性なんてないと分かったうえで無理やり与えているやさしさだったりする

日本の大企業ならまだしても、そうではない部分もあるかもしれませんが、一見してヒラ従業員が意味ないとか嘆くような無意味な仕事って中小企業にあると思います。

でも、本当にあなたに与えることがないから、なんとかして与えているということもあります。

その従業員の生活もあるし・・・雇用を切るなんてできないし・・・と割と日本人の中小企業経営者ってこんなもんです。割と優しいですよ。

とある従業員を雇ってしまって、それが使い物にならない、生産性の点で雇ってしまったことが間違な場合でも、なんとか仕事としては意味がないことでも仕事として与えているのです。

正直なところ、生産性なんてのは相対的なものです。マーケティングがうまくいかなければ商品・サービスは売れない。売れない商品・サービスを作っている人々に生産性はない。

もっとも売れなければなんの役にも立ちません。

企業がもっとも欲しい生産性の高い人物というのは商品・サービスを売ってくれる、実際の売り上げをプラスにできる人を生産性があるというのです。

経営者側、日本企業側も生産性がないのはひゃくも承知でやっている

日本企業は体制が古いとか、そんなことを言う人もいます。

しかし、考え方ではなく労働法制が古いのです。日本企業だっていらない従業員、成果が出ない従業員は切りたいですよ。

いらないですから。

外資系企業の生産系の書籍を読んで意識高い系従業員がなにやら日本企業は体制が古いとか文句を言いますが、成果をつきつけられたことがないから生産性とかいって意識高い系で言えるわけです。

日本は熾烈な成果主義を取り入れらないような労働法制ですからできないだけです。

日本企業だって雑魚本レベルの書籍を読んだ意識高い系の人よりも、もっと成果主義にしたいと思っていますよ。でも、労働法制上できないのです。

その代替案としてできたのが派遣会社です。

それも、雇用が不平等とか、なにかと問題視される部分はありますが、生産性を声高らかに主張するのであれば、それは正しいと評価できなければにわかですよ。

良いとこどりをしているから、いつも意見はブレブレになる人が多いとボクは思うのです。

最近、よほど優しくないのは従業員、労働者の方であると思いますよ。

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