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棺桶が若い命を救うとは数奇な話である。

こんにちは。ちんちんむしです。
みなさん、読まれてますか?
私は読まれてます。タイミング。


今日は家にある私よりも背の高い本棚からお気に入りの本をいくつかご紹介しようと思います。
殆どが中野ブロードウェイのまんだらけとタコシェ、神保町の古本街で揃えた物です。


1.異形再生

こちらは西洋史上最も物議を醸したと言われる、奇形の人達を研究したスペンサー・ブラック博士の伝記と、彼の研究に基づく奇獣達の骨格と組成の載った本です。
読み物としても、創作の資料としても大変面白い。
カバーまでお洒落でゴシック好きにはたまりません。

2.爆発する歯、鼻から尿

こちらは実際にあった嘘みたいな病気や怪我、手術の事件簿。タイトル通りのお話や、胃でナメクジを飼う女の子、外科医の代わりの肉屋…
沢山の珍事件が載っていて、世界の広さと現実って意外とヤバいということを教えてくれます。

3.猟奇画報

こちらは神保町の青空古本市のイベントで、セットで3万円ほどで手に入れた本。昭和5年頃の雑誌です。横書きは全て右から読む時代のものです。遊女の絵やイギリスのシュールな絵、首塚の写真など、奇妙だったりエロティックな物が沢山載っています。ページがバラバラになりそうなほど古い本ですが、不思議が詰まっているし読むだけでタイムスリップ出来ます。

4.アブラカタブラ奇術の世界史

様々な時代、国の『奇術』について書かれた本です。
奇術は魔法や呪術とは違って、マジックのような、人が驚愕するような術を指します。私は魔法みたいな『目に見えない不思議な力』にも興味がありますが、奇術は観客を乗せて目や脳を眩ます『現実』。そこにとても惹かれます。ハーマン大王やイギリスの大道奇術師のお話のあたりは挿絵も可愛くて大好きです。

5.ANATOMIA BAROCCA

最後は日本人写真家、佐藤明先生の解剖された蝋人形の写真家です。内臓や肉や骨がこれでもかというほど見られる上に、どの写真も一貫して美しい静かな死を感じます。グロテスクで美しい物が好きな人にとてもおすすめです。



友達が家に来ると『どこでこんな本見つけたんだよ』と言われる大事な本たちのコレクションの一部を紹介してみました。
先ほども書きましたが、私がこういった本を探すのは神保町と中野ブロードウェイ。古本であれば100円しか払ってないのに人生や自分が変わることすらあるあの場所、そして本という存在、愛してます。
まだまだ紹介したい本があるので、次回も書いていこうと思います。

では皆様、種を飲み込んでお腹でスイカが育つ夢を。


#わたしの本棚


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