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仕事の矜恃


最近自分の仕事観に関して色々思うことがあったので、改めて自分でも意識することも含めて投稿します。
なんだかんだで社会人人生も長くなってきた私にももちろん新人の頃はあったわけで。
その頃に当時の上司にアドバイスしてもらったことや良いと思った考え方を羅列していこうと思います。


【人間関係の理由では転職しないようにする】

新社会人の頃にお世話になった会社の部長(だった気がする)が言ってくれたこと。

例えば社内に考え方や仕事の進め方が自分と違う人と一緒に仕事をすることがあると思います。
もちろんお客さん・クライアントにもいると思います。(無理難題をおっしゃる出資者とかね)
上部の人間が自分より他の社員を明らかに優遇していることもあるでしょう。

人間関係の問題は多かれ少なかれ、必ずどの仕事でもついてまわります。
転職で一時的に問題は解決しても、次の環境でまた新しい人間関係で悩みます。
その度に転職を繰り返していくと、ジョブジプシーになります。
得るものは対して続かなかった職務経歴くらいです。

今いる環境で転職を考えることがあった時は「人間関係じゃないよな?」と
上記の内容を思い出して踏みとどまるようにしてます。

転職を考えるときは、前向きに、をモットーにしてます。

※ただ、体や心を壊す程悩むなら言うまでもなくさっさと転職なり休職なりした方が良いです!
体は資本!健康第一です!

【先憂後楽のスタンスで仕事に取り組む】

ディレクターや、進行管理、編集の業務をしたことがある方はわかると思うんですが、
プロジェクトが始まるときってプロジェクトという土地が更地過ぎてなかなか全体を俯瞰することができないことが多いです。(だからWBS作ったり、クライアントとの認識の齟齬がないようにコミュニケーションをとるようにしてます)
中には「細かいことはやりながら進めていけば良いっしょー!」という考えの方(以後:Aタイプとします)もいるのですが、私は先憂後楽のスタンスで仕事を進めます。

やりながら進めるところももちろんあるんですが、Aタイプの「だろう」進行でいくと、
仕様変更やら新たなステークスホルダーの出現で今まで進めてきた内容がひっくり返る可能性が「高い」と
思ってます。
結果、最終的に作業するスタッフ(私の業務ではコーダーさんやプログラマさん)が圧縮された
スケジュールでゴリ押しで「なんとかする」というケースになりがちです。
そしてリソースは逼迫し、他のプロジェクトを進行している別のスタッフにも被害が及びます。

この負の連鎖は多少先憂後楽スタイルの「かもしれない」進行でいくと多少緩和されると思ってます。
※「だろう」と「かもしれない」は自動車の運転の考え方でも出てきますよね。

元々の性格が意外と心配性なのか、(割と楽観的なつもりですが)決定事項等があっても「本当にこのままスムーズにいくか・・・?ちょっと気をつけとこう」って感じで構えておくと後で何か問題が発生した時のリカバリーの瞬発力が違います。(精神的負荷も)
具体的に何を気をつけているのかは状況によって違うんですが、基本的には、プロジェクト関係者にまめに進捗共有・相談することをしてます。要は周りを巻き込みます。

「○○の仕様について資料が来たので、後ほど共有・相談させてください!」
「デザインが上がってきたので、実装作業での懸念点ないかご確認ください!」

とかですね。
書いてみると「当たり前のことじゃねえか!」と思いますが、こまめにやることがキモだと思ってます。
こまめに共有することで、案件担当者も当事者意識を良い意味でキープできると期待しつつやってます。(あまり業務のノイズにならない程度に、のこまめさがキモです)


【機嫌・気分が悪いことがあっても顔や態度に出さないようにする】

これは新社会人の頃に注意されたことです。
未熟者の中の未熟者ゆえ、うまくいかないことがあったときにもろ顔に出るタイプでした・・・
(今は気をつけてますよ!やれているはず・・・!)

注意されたときに言われたことは、「あんたが気分悪そうにしていると、周りの人間があんたに気を使う。周りに気を使わせることであんたはその人たちの仕事の生産性・モチベーションを下げるんだ」
ということでした。これは10数年経った今でも鮮明に覚えてますね。

その時の職場は、みんな機嫌悪かったり調子悪いことがあっても態度に出さないようにしている職場だったので、酷く自分が情けなくなった記憶があります。
多分ずっと忘れないでしょう。


【自分なりの仕事以外の逃げ道を作る】

最後は仕事に押しつぶされないように、自分の趣味などを持ってリフレッシュできる
ことを作れ、という意味です。定年を迎えた父に言われました。

1日の大半の時間を仕事で過ごすことになる社会人生活。仕事一筋というのももちろん立派だと思いますが、社会に出てから心身共に元気に過ごすことがいかに大変かを痛感します。

参った時には散歩したり、楽器弾いたり、ぼんやりペットと遊んだり。
逃げ道はたくさん用意してます。

【終わりに】


書いてみると、とるに足らないことのように思いましたが、
私の社会人人生で実感・痛感し、教えられた大事な経験として血肉になってます。
また何か気づきがあったら投稿します。

「私はこう思う」とか
「さらに私はこう考えてる」とか
ご意見ありましたらコメント頂けると大変嬉しいです。
ではでは。


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