群狼島

その島は隠れキリシタンの里だった。そこに現れた6人の浪人。
アヘンに狂って圧政を行っていた領主を殺したために国を追われた浪人達だった。追っ手から逃れる旅の途中で、偶然その島に立ち寄ったのだった。

その島にはもうひとつの秘密があった。金鉱である。
その土地の領主はキリシタン弾圧を名目に、金鉱独占のために島民を根絶やしにするつもりだった。

6人は早々に島を立つつもりだったが、領主の凄惨な仕打ちで獄死した地主の、その娘の懇願もあり、各々の思惑はありつつも、島を守るために戦うことを決める。

しかし、金鉱の存在に気付いた幕府の隠密が島に迫りつつあった。

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